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子どもがアトピー体質のため、
家を建てるなら、木材をはじめ、
壁材もできるだけ自然素材にしたほうが良いと聞き、気になっています。
自然素材の壁材というと
珪藻土や漆喰ぐらいしか思いつかないのですが、
それ以外にも選択肢はあるのでしょうか。
壁材の主な種類や、
その特徴(メリットとデメリット)、
お値段的なことも
教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
こんにちは。
明工建設の仁藤です。
ご質問内容の件ですが、お子様のアトピー体質改善のために
自然素材にすればよいという考え方はすこし疑問ですね?
何歳から症状がでていますか?
今のお住まいの環境及び生活スタイルは?
要因について詳しく調べる必要があるのではないでしょうか?
仕様材料ももちろん大事ですが、
室内の温熱環境を留意するほうが大事かとおもいます。
健康で長生きできる住まいの考え方は
漆喰とか珪藻土といったものだけでは担保されません!
たとえば家具はどうしますか?
暖房冷房は何でとりますか? etc・・・
勉強されてる地域のスーパー工務店と
すすめていくほうが良いと思います。
壁仕上げ材料について
漆喰や珪藻土といった左官系の壁仕上げ材料はもちろんですが、
コスト的にもビニールクロスの4~5倍くらいの金額がかかり、
なかなか手が出しにくいところもあるかと思います。
当社ではよく、ルナファーザーの上に
ホタテパウダーペイントといった仕上げを利用します。
「ルナファーザー」・・・環境保護先進国ドイツで生まれた、
人と自然に優しい塗装下地壁紙です。
自然素材の持つ通気性・浸透性に優れ、結露やカビの発生を抑えます。
メンテナンスやリフォームの際にも、そのまま塗り重ねることが出来、
さらに7~8回程度塗り重ねても風合いが損なわれず、
長期間にわたり張り替えることなくメンテナンスが可能です。
「ホタテペイント」・・・ホタテの貝殻を原料にしているため、
化学物質を軽減・分解したり、抗菌・消臭・防虫に優れているという性質を持っています。
また、湿度が高いときには湿気を吸い込み、
低いときには湿気を吐き出す調湿効果もあります。
ホタテの力とルナファーザーの技術のコラボレーションが、一歩進んだ健康空間をつくり出します。
コスト的にもビニールクロスの2.5倍、また漆喰や珪藻土(左官系)の
約半分くらいと利用しやすくなっています。
実際に私どものお客様で、
お子様が毎年季節の変り目などに喘息の発作が出ていたのですが、
新居に引っ越ししたとたん全く発作が出なくなったと喜ばれていました。
そのお話を聞いた時は、ホタテパウダーを勧めて本当に良かったと思いました。
ご質問の壁材については、
木材だと大きく分けて
針葉樹・広葉樹と
2つの種類の木材に分かれます。
針葉樹/杉・桧など 国産材で香りがよく手触りが優しい木材です。
高額な物からお値打ちな物まであります。ただし、クロスより安価な物はないです。
広葉樹/オーク・楓など 外国の木材が多く香は少ないです。手触りは少し硬く高額です。
塗り壁について
しっくい・珪藻土などいろいろなものがありますが、効能はどれもそんなに変わらないかとおもます。
ただし、最近モルテックス(コンクリート・モルタルにみえる材料)はアトピー対策になるかどうか疑問です。
ご質問に「壁だけでも自然素材にした方が良い?」とありますが、
私は、壁より床の方がアトピー体質や健康志向の方にはいいのではないかと思います。
床は直接肌に触れます。
小さなお子さんだとハイハイしたりします。
肌触りや香りがあり、床が自然素材の木材の方が快適なのではないでしょうか?
私は、地元の桧・杉を床材・壁材や構造材として提案しており、
葵桧・松平杉と命名お客様におすすめしています。
知りたい内容がなかったり、もっと知りたいと思ったら、くふうイエタテ掲載社にどんどん質問してみよう!