住宅ローン 夫婦で共有名義?夫のみ?
2019/11/23|くふうイエタテカウンターアピタ静岡店
こんにちわ!静岡店です★*゛
最近は、働く女性の増加し、住宅の価格もあがり、夫婦共有名義で住宅購入する方が増えています。
そこで今回は、不動産購入時の共有名義のメリット・デメリットについて、お話ししていきます。
まずそもそも名義とは?
“名義”とは不動産登記に名前が明記された者のことで、その不動産の所有権者となります。
登記によって第三者にその土地の権利者であることが主張できるものです。
共有名義
共働き世帯が家を持つ場合など、夫婦それぞれが資金を出し合ったときは、住宅や土地はふたりで「共有」することになり、名義も二人のものとなります。
その出資した割合に応じた持ち分で登記することを「共有名義」といいます。
例えば、土地と建物総額で5,000万円を夫2,500万円、妻2,500万円それぞれお金を出し合って購入した場合、それぞれ2分の1の持ち分で共有名義となります。
共有名義のメリット
・住宅ローン控除を夫婦それぞれ受けることができる
夫婦でマイホームを購入した場合において、共有名義で登記をすると夫婦それぞれの収入に対して「住宅ローン控除」の適用を受けることができます。
例えば、「すまい給付金」の受給においても重要な役割を果たします。
・相続税の節約
単独名義の場合万が一の際に財産が一方に集中するため、相続税が課税される原因となりますが、財産を分割して所有しておくと持ち分に応じた部分のみが課税対象財産のため相続税対策になります。
・売却時の特別控除が二重に
不動産を売却するときには、3,000万円が控除されます(居住用財産の買換えの特例)。通常だと3,000万円のみの控除が、共有名義で購入した場合は、これが2倍の6,000万円となります。
共有名義のデメリット
・売却が難しくなる
共有名義の不動産を売却する際には、共有者全員の同意が必要になります。なので、夫の判断のみで売却はできませんし、考えたくはありませんが、「離婚」の際にも残債があると、返済をどちらがしていくのかなどの問題もでてきます。
・相続が発生したとき、相続対象者が増え複雑になる
不動産は相続の対象となります。多くの場合、配偶者であるあなたかもしくは子どもが相続の対象となります。しかしほかに相続人が増えるとなると、増改築や売却をする際などに遺産分割の対象となり、話は少し面倒になります。
まとめ
名義をどうするかは最初に決めておこう!
不動産を共有名義にして共有持分を持つことのメリットは、税制上のメリットのみです。そしてそれらは夫婦それぞれが今後も安定して収入があり仕事も続けるという前提でのメリットです。共有名義にしなければならない場合、デメリットの部分を共有名義のリスクとしてよく理解しておきましょう。