自己資金なしでお家が建てられるって本当?うそ?
2021/10/26|くふうイエタテカウンターサントムーン柿田川店
こんにちは。
イエタテ相談カウンター三島店です。
「自己資金0で家づくりをしたい」
お子さんがいらっしゃったり、
お若いご夫婦様がご検討される場合、当然の希望かと思います。
ただ実際に、
本当に0円でできますか?と聞かれますと、
答えは、
「0は難しい」です。
今回は、お家づくりを初めてから、
融資実行までにかかるお金を細かく確認しましょう!
1、土地手付金
土地購入から、始める落ちづくりの場合、
必ずかかってくるのが、土地の手付金です。
よく住宅情報誌などでは、土地代金の1割ほどが必要になってくる、
と書かれています。
ただ、静岡県東部の場合、50万円前後を手付金とする場合が多いように感じます。
手付金は、○○円以上でないといけないという明確なルールはありませんので、
手持ちのお金が少ない場合には、売主さんにご相談することができます。
なお、手付金は土地価格の一部ですので、融資の対象となっています。
手付金を支払う、契約時にはお手持ちのお金でお支払いいただく必要がありますが、
融資実行の際には、手元に戻すことができます。
2、建築会社への申込金・設計費
お願いをする住宅会社を決定した後に、工事請負契約書を住宅会社と締結します。
その際に、必要になってくるのが、申込金です。
建築会社ごとに費用は異なり、10万円~100万円ほどかかります。
こちらも、建物請負代金の一部の当たるものがほとんどで、融資の対象です。
住宅ローン実行時には、お手元に戻すことができます。
また、会社によっては、請負契約よりも前の
設計図作成時に、設計料がかかる会社さんもあります。
これもまた、会社ごとに異なりますので、事前に確認をしましょう。
3、(場合によっては)地鎮祭の玉串料
工事を開始する前(着工)に、神社にお願いをして、地鎮祭を執り行う場合、
神社へ納める「玉串料」が必要です。
大体、2~3万円が相場となっています。
それ以外に、地鎮祭の設営費やお供え物の準備などで、費用が発生します。
現在では、以前ほどに厳格でなく、執り行わないケースもあるようです。
4、つなぎ融資
まずは、つなぎ融資について、確認しましょう。
つなぎ融資は、建物が完成するまでの間に支払うべき
建築費用をまかなうために一時的な融資です。
と、いうのも、住宅ローンは、建物が完成し、建築主から買主に引き渡されるときに融資が実行されます。
しかし、建築時のお金の支払いのタイミングは一般的に3回、着工時(工事着手時)、上棟時、完成時 です。
(土地購入の際は、土地の購入時も該当します。)
この、融資実行前の建築費を、自己資金で支払える方は
なかなかいらっしゃいません。
つまり、建築費用を一時的に支払うためのローンをつなぎ融資といいます。
なお、住宅ローン実行時に、
これまで発生していたつなぎ融資は、住宅ローンをもって完済されます。
このつなぎ融資を利用している間は、住宅ローンの返済はスタートしておらず、
つなぎ融資の利息分を月々支払う必要があります。
金利は、住宅ローンと同じ場合もあれば、少し高金利になる場合もあります。
また、別途、つなぎ融資のための融資手数料が必要な会社もあります。
月々の負担は、その際のつなぎ融資で支払いをした金額、金利によって異なりますが、
2万円~5万円ほどかかるケースがあります。
これが、土地購入時から建物完成まで月々の負担となります。
建設期間にもよりますが、約6か月と仮定した場合、10万円~30万円ほどかかることが想定されます。
この、利息分は、住宅ローンの対象とはならず、手元に戻すことはできません。
5、その他
上記の費用以外にも、契約書(土地・建物・銀行)に貼る印紙代がかかりますし、
上棟式を盛大に行う場合には、そちらの費用が発生することもあります。
また、金融機関によっては、
各種手続きのための費用で住宅ローンに含められないものもありますので、ご注意ください。
まとめ
お家づくりを、手持ちのお金が0で行うことは難しいです。
土地の手付金や、建築会社への申込金など、
一時、手元からなくなってしまう費用も含めると、100万円前後は用意できると安心です。