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今の家では畳の部屋に窓があるのですが、窓が結露し、気付いたら畳が緑色にカビてしまっていました。新居を建てるときに同じようになると困るので、どういう対策をしておけば防げるのか知りたいです。
結露対策として弊社では、壁に珪藻土や天然木を使用しております。
2020年10月17日・18日・24日・25日に浜松市浜北区で珪藻土・天然木を使用しました完成見学会がございます。ご来場頂ければ、詳しいご説明をさせて頂きます。お気軽にご来場ください。
▼イベント詳細内容▼
https://www.sumailab.net/P22/A5/sumairu-ie/events/30185/?pickup=1&fixed=1
カビを防ぐには、結露に強い窓を作ることをお勧めします。近頃のアルミサッシは、ほとんどペアガラスになっているので、室内側のガラスが結露する事はほぼないので心配はありません。ただ、寒冷地では室内の暖房に加えて加湿器などを使用すると、サッシ部が結露する場合もあるので、室内側に樹脂製を組合わせたアルミサッシを使うといいでしょう。
新居を建てる時の対策として以下の4つのポイントがあります。
1)基本、高気密・高断熱にすること
弊社では、断熱材を内壁・外壁両方にするダブル断熱を採用し、断熱性能 UA値=0.4で、北海道基準(0.46)以下の性能があります。もう一つの高気密、冬場にセーターだけで外の出ると寒いですよね?上にウィンドブレーカーを羽織れば暖かくなるように、建物もシートで包めば断熱性能も上がるし、結露も防ぐことが出来ます。弊社気密測定基準 C値=0.3以下という高気密を実現しております。
2)窓は樹脂サッシを採用すること
アルミサッシの8倍以上の断熱性能があり、結露を防ぎ、防音効果も高いです。
3)換気計画
しっかいとした換気計画を立て、高性能な24時間換気設備で部屋内の湿気や汚れた空気を建物外部に放出することが出来ます。
4)全館空調
1台のエアコンで、建物内全て同じ温熱環境にして、ヒートショックが起こらない年中快適な生活が出来ます。
これらの対策をすることによって
【光熱費の節約】
外気の熱が伝わりにくく、夏涼しく、冬暖かく光熱費の節約になります。
【快適な空間】
家の中の温度が一定に保てるので、部屋によっての温度差が少なくなります。
【家が長持ち】
壁体内結露が起こらないので、木材にカビが生えにくく腐りにくく、家が長持ちします。
窓の断熱性能を上げる事と、家の断熱性能を上げる事をお勧めします。ですが、結露を全くしないわけではなく、しにくくなると言うことです。和室の場合でしたら、内障子を取付けるだけで、だいぶ変わります。
カビの胞子が家の中にあるとカビが発生します。
カビの胞子は、家中のいたるところにあり、目には見えないですがフワフワ浮いていたり天井や床に付着しています。また、空気よりも重いので、振動(人の活動)や空気が動いたときに、空気の流れにのりフワフワと浮遊しています。いずれにしても、カビの胞子は着地した場所に根を張り発生するのが特徴です。
【成長の原因】
温度26度以上 湿度54%以上この環境が整うと成長サイン。
付着した場所に、成長環境が整うと急速に成長を遂げ、胞子が菌糸へと成長を遂げます。
家を建てるなら・・・・
1)空気の動きを知ること
室内における空気の動きは、人の動きや室内温度の落差などでも動きます。空気中に含まれるものとしては、ウイルス・PM2.5~1.0・花粉・カビ胞子・有害物質など。これらは、空気の中に含まれて、目には見えない状態で室内に流入します。入る方法としては、換気(窓開け閉め)や、玄関(人の出入り)などからです。
有害物質は、空気よりも重たいので浮遊の原因である人や換気や温度落差などの、空気が動く理由がない場合(留守)になると床面にたまります。床や調度品や電化製品にホコリがたまるものと同じと思ってください。引き寄せるものや、ただ落下するものも含みますがこの中にカビの胞子も存在します。人の暮らしで空気を学ぶと病気のリスク回避にもつながります。インフルエンザの家族内リレーなども防ぐことになります。換気の技術は、進化していますがお客様自身が学ぶことが望ましいです。
2)窓の下や室内の空気をきれいにすること
空気中に含まれるものを除去するために、床に換気扇を設計した住まいが良いです。中途半端な高気密や高断熱の住まいを選ぶと家の価値が失われるばかりか健康も害すことになります。
思い出してください。家の換気扇はどこについていますか?キッチン・トイレ・お風呂・その他…
そうです。日本中の家の80%以上が頭の上についていると思いますが、ココが間違いです。空気が動くには理由が必要であるという事。
①温度落差
②人の動き
③換気
空気が上昇気流に乗るには、お湯を沸かしたり必要なエネルギーがあります。暖房や冷房を同じようにエネルギーが必要です。人がその場所にいる事や動くと同じように現象として現れます。人がいない場所や部屋の換気、換気扇で空気を引っ張るとしても・・・・高さがあると空気中に浮遊する有害物質を計画的に取り除くことが難しいということです。
解決策は、空気の中に含まれる物質は空気よりも重いということです。ということは無駄なエネルギー消費を考えないで済むためには、床面に換気扇の排気口を設置すると常に空気が動きますので、結露防止や胞子の付着率にも効果が望めるということです。
ご質問いただきました、かびない家づくりですが、一般的には「断熱気密性能を高めた家でサッシを樹脂サッシにして結露を防止してください」「家の換気を頻繁にして空気を入れ替えてください」「冬場加湿器や可燃性の暖房機を使用を控えてください」といったことになりますが、私どもはそれでは本当にお客様の暮らし方を担保していないと考えます。
具体的には、夏場湿度を70%以下に室内を保つ、冬場は最低50%以上希望は60%以上にしないとカビやダニ、ウイルスなどが活性化してしまいます。この湿度管理ができる家をつくることをお勧めいたします。
私どもは「MEIKOダブル換気システム」を採用していただきこの空気環境を実現しております。温度ムラ湿度ムラのないエアコン一台でヒートショックのない健康に暮らせる家を是非体感していただきたいですね。
まとめさせていただきますと、換気が大事です。それが不足しますと空気が汚れます。空気が汚れると色々な問題がおきます。綺麗な空気環境を考えることができ、実現できる会社さんとご計画をお勧めください。良い質問いただきまして、おかげさまでありがとうございます。
※写真は掛川市内で建設中の「MEIKOダブル換気システム」を取り入れました「M-Smart2030」です。
窓際の結露対策は、オール樹脂のサッシを採用して、全館空調を計画することでかなり改善されると思います。さらに建築予定地の冬の気温を考慮して窓の性能を計画すればよりいいです。
建築を設計する側の話であると思うのですが、現状はコーディネートに優れた建築士さんが多く存在しますので、お施主様サイドからの要望で配慮していくことしかできない問題なのかもしれませんね。
窓際の問題はほかの場所でも同様に起きていますので、畳のそこだけに目が行くのは危険です。
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