「新築住宅の10年保証」とは?
2021/04/28|くふうイエタテカウンターサントムーン柿田川店
近年は異常気象といわれ、強風や水害の被害も他人事ではなくなってきました。TVの情報番組で欠陥住宅などの話題が出たりすると、自分の家が被害にあったら…とこれからお家づくりを考えている方は特に慎重になると思います。
お話しをうかがう方からも会社選びの選択肢のひとつとして、保証やアフターフォローが充実していること!という声も多々あります。念願のマイホームに安心して長く住むために、とても大切なことですね。
住宅会社独自の保証や点検システムなどのベースに、新築住宅には「10年保証(瑕疵担保責任))」が法律で定められています。この10年保証とは、どの部分を保証してくれるものでしょうか。
10年保証の対象とは?
これは、主要構造部分<基礎・壁・柱・屋根板など>・雨水の侵入を防ぐ部分<屋根・外壁・窓>に欠陥があった場合、保証・修繕してもらえる制度です。
すなわち、お家が完成したときからの不具合といえます。
また、実際に雨漏りやゆがみなどの不具合が出ていなくても、瑕疵(欠陥)が見つかった場合は無償で修理をしてもらうことができます。
万が一、建築した会社が倒産してしまっても、保険金で修理ができる仕組みとなっているので安心です。
また住宅会社によっては、10年点検で指定された箇所の有償メンテナンスを行えば、20年・30年と保証を延長できる場合も。
定期点検は義務付けられてはいないので、訪問点検、通知や電話でのお伺いなど施工会社によって方法はざまざまです。
1~2年の保証となるものも!
ここで混同してしまうのが、「内装や建具などの保証」です。
壁紙のはがれ・床のきしみ・ドアの建付け・給排水の水漏れ などは、1~2年保証となっていることが多いようです。
保証の対象外となるもの
引渡し後に起きたキズや汚れ・台風 地震 火災などによる不具合(火災保険・地震保険の対象)・カビやコケによるもの・虫や動物の影響によるもの などは保証の対象とならない場合が多いようです。
また、他社に依頼したしたメンテナンスやリフォーム後は、施工会社の保証が切れてしまうことも。
契約の前に保証内容を確認!
住宅会社によってさまざまな保証が用意されていますので、内容は契約の前にしっかり理解しておきたいですね。
そして住みはじめたら、年に1度はご自身で点検をするように!保証の期限も忘れずに把握しておきましょう。
特に大雨や台風、大きな地震の後など、外壁に変化はないか、雨漏りはないかなど点検することを意識しておくとよさそうです。
気になることがあれば、大きな不具合になる前に施工会社へ相談し修繕することで、お家の寿命も長くすることができます。そのためにも、何でも相談できる住宅会社とお家づくりして欲しいと思います!
イエタテ相談カウンターでは、建築からアフターフォローまで、長く信頼できる住宅会社をご紹介します。ぜひお気軽にお越しください。