キッチンカウンターは、奥さまの実家の蔵に保管されていた一枚板。大きなサイズだったため、一部はダイニング脇のデスクにも用いている。現在は長男の宿題コーナー。お気に入りのおもちゃを飾ってカスタマイズしている。キッチン背面上部の収納棚は、奥さまの身長に合わせて細かく調整した

無垢のひのきがいっそうの心地よさを生み出すリビング。幅木も無垢で造作した。東京のアパートでは使えなかったオーディオスピーカーも設置

ガルバリウムと塗り壁のコントラストが目を惹く外観。シンボルツリーが家族や来客を優しく出迎える

玄関ホールは、家族が出入りする土間収納のつくりや、ちょっとした雑貨を飾ったりはんこ置きにしたりと便利な棚をつくるなど、使いやすさの工夫も

造作のキッチン収納はリビングからの見え方にも考慮

地窓のある和室は琉球畳と合わせた天井が個性的

家族が毎日顔を合わせられるリビング階段。いつしか、子どもの作品を飾るギャラリーに

洗面所の床材は丈夫で水に強い素材

リビングを見渡す対面キッチンは奥さまのご希望。「長男が大きくなったらダイニングで宿題をして…」と未来を思い描く

対面キッチンの正面に設けたダイニング。天然木のカウンターは、奥さまの身長に合わせて設置。作業の手元を隠すと同時に、ダイニングとのやりとりがしやすい高さに調整した。プランニング段階での細やかな配慮が、暮らしやすさを向上させている

キッチンは背の高い奥さまの身長にあわせてもらった。ヒノキの1枚板のカウンターはパパの晩酌や子どもたちの宿題に。キッチンボードも雰囲気にあわせて造作

長男が4歳、長女が1歳とまだ小さいため、今は階段下を着替えとおもちゃ置き場に。「小学生になったら机を置くなど、成長に合わせて模様替えできるよう、作り込みすぎないことを意識しました」と奥さま

「美術館のような家に住みたい」という奥さまの夢をカタチにしたLDK。実家に大切に保管してあった絵画や写真がよく映えるように作られた真っ白な空間を、直線を意識したデザインとポイント使いのブラックが涼やかに引き締める。テレビの両サイドにはキャットステップを造作し、リビング内にも猫の居場所をしっかり確保

奥さまの両親が泊まりに来ることも考えて、LDKに続き間の和室を配置。3方向に窓を設け、明るく開放的な空間に。現在はキッズコーナーとして活躍し、地窓の上の吊戸棚にはおもちゃをたっぷり収納。デッキにも直接出入りでき、子どもがのびのびと遊ぶことができる