「地鎮祭」「上棟式」って?
2020/12/31|くふうイエタテカウンターサントムーン柿田川店
コロナ禍の年末年始、どうお過ごしですか?
年の初めが肝心とばかりに”初”とつくコトを大切にする日本ですので、年始めの決まり事がある方も多いと思いますが、今は思い通りにならないことばかり。そんな時だからこそ、これまで当たり前にできていたことが、なんてありがたいことだったんだろうと感じています。
2021年はあらゆることに対応できるよう、せめて気持ちだけは余裕を持って過ごしたいものです。
そして、”初”のお家づくりもわからないコトばかり。
誰に聞けばいいのか分からないし、お金のかかることはなるべく避けたいと「地鎮祭」や「上棟式」って何?やらなくてもいいよね?と質問がありました。
地鎮祭
日本古来の伝統行事で、その土地を守っている氏神様に土地を利用させてくださいというお願いと、安全に建築工事ができますように、そしてお住まいになる方が末永く安心して暮らしていけますようにと、祈願するための儀式です。
準備としては、日取りの決定・お供え物・神主さんの手配などですが、基本的には施工会社が段取りしてくれることが多いので、ご自分たちから特別な注文がなければお任せすることができます。
上棟式
建物の基礎から柱が立って梁が付き、屋根の一番高い部分の棟ができあがり、建物の骨組みの完成をお祝いする儀式です。
1980年代までは、屋根や2階部分からお餅や赤い紐のついた5円玉を撒いたり、大工さんなどに料理やお酒を振る舞ったりする”建前”をご近所で目にすることありましたが、今ではとても少なくなってしまいました。
家づくりの過程のイベントを大切にしている施工会社では、現在もお餅撒きを工程に入れているそうで、実際にやってみたご家族はとても良い思い出になっているとおっしゃいます。
いくらかかる?
建物総額のうち、5~10%「諸経費」としてかかるといわれますが、この諸経費の中に「地鎮祭」や「上棟式」の基本的な部分の費用は含まれていることが多いようです。
この時に用意する額は、地域やどのくらいの規模で行うかなどで相場はまちまちのようですが、神主さんへ謝礼(初穂料)・奉献酒代・工事事関係者への御礼など、地鎮祭で5万円・上棟式で10万円ほどの予算をとっておくとよいかもしれません。
「地鎮祭」「上棟式」やる?やらない?
これらはやらなければならない儀式ではありませんので、宗教の違いやコストを抑えたいなどの理由で行わない選択もできます。生活スタイルの多様化や意識の変化などで簡略化したり、省略する方もいると聞きます。
ただ、わたし個人的には「地鎮祭」とともに、ご近所付き合いがはじまるといっても過言ではないと感じています。
工事の期間は騒音も出ますし、トラックや重機の往来で多少なりともご迷惑を掛けますので、ご近所への挨拶回りをする良いタイミングに。その際には施工会社さんと一緒に粗品などを持参し、工事のおおまかな工程などもお伝えできると心強いですね。
また、建前でのお餅撒きが通例だった頃は、ご近所付き合いが活発な時代でしたので、「アノお餅撒きしたお家の方ね!」なんて顔と名前を憶えてもらえ仲間に入れてもらえたような、そんなあたたかい儀式のイメージが残っています。
きっと”案ずるより産むが易し”!
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