転職して1カ月、ローンは借りられますか?
2020/09/15|くふうイエタテカウンターサントムーン柿田川店
こんにちは。
イエタテ相談カウンター三島店です。
住宅ローンの審査の際に、重要な要素となる「勤続年数」。
「家づくりを考え始めたけど、
転職したばかりで、借りられますか?」
「家づくりもしたいけど、
転職活動もしたいんですけど、どうでしょうか?」
などなど、相談カウンターでも、
ご質問をいただくことはちらほら…。
今回は、そのご質問にお答えします。
そもそも、なぜ勤続年数が重視されるのか。
勤続年数が、長いということは、ローン返済もきちんとしてくれる
(支払いのめどが安定している)という判断となります。
そのため、勤続年数はもちろんですが、
転職回数なども金融機関は把握したいと考えるのです。
ただ、以前は、勤続年数が3年以上があることを、
貸出しの条件としている金融機関が多くあったのですが、
現在では勤続年数1年をめどとしている金融機関が増えています。
「終身雇用」の時代からの変化が伺えますね。
勤続年数が1年未満であると借りられないのか?
結果からいうと、「借りられない」ことはありません。
ただ、金融機関を選択できる幅が狭くなると考えてください。
それでも、貸し出しを行ってくれる金融機関はいくつかあります。
その代表的なものが住宅支援機構が取り扱うフラット35です。
フラット35は、勤続1か月からを審査の対象にしてくれます。
ちなみに、融資可能金額を決めるうえでの年収の割り出し方は、
それまでに支払われた月収の平均×12カ月 です!
3カ月働いていれば、3か月分の給与の平均、
1カ月目で審査する場合は、1か月の給与を12でかけます。
分かりやすいですね。
なお、この際注意していただきたいのが次の2つ。
*初めの数カ月が試用期間で給与が低くても平均計算に入る
*ボーナスは反映されない
このことから、
借入可能額が少なくなる可能性がありますので、ご注意ください。
数は少ないですが、
フラット35以外にも、貸出し可能な金融機関はありますので、
ぜひ確かめてみてくださいね。
また、転職自体をポジティブに捉えてくれることも
勤続年数に、ある程度の期間の条件を設ける金融機関でも
転職したてで、お金を貸し出してくれる場合もあります。
それは、その転職が、「ステップアップ転職」と
認められる場合です。
ステップアップ転職とは、
年収アップが見込まれる同業他社への転職のことです。
つまり、現在のキャリアの向上のためと認められる転職であれば、
勤続年数が、たとえ条件を満たしていなかったとしても、
貸出しを行ってくれるというものです。
特に、資格をもって出ないとできない職業の方は
これが、認められやすい傾向にあります。
勤続年数が短いからと言って、家づくりができないわけじゃない
勤続年数が1年未満だからと言って、
家づくりができないということはありません。
ローンの選択が、狭められるため、
たくさんの選択肢を持つというのが難しくなってしまうかもしれません。
特段、お急ぎの理由がない方は、よりお得に借入するために
数年待つことももちろん選択肢の1つです。
ただ、土地との出会い・お子さんの進学・年齢…
様々な理由で、「今」家づくりを進めるべき!
というご家族様もいらっしゃるかと思います。
その場合は、各金融機関・住宅会社さんと相談して、
最善の方法で、お住まいづくりを行ってくださいね!