Nさんの新居は、床にヒノキやクリ、壁には漆喰、建具には和紙を用いた真壁造りの2階建て。「体にやさしい自然素材の空間と、和モダンなデザインにしたい」という夫妻のこだわりをカタチにした室内は、どこにいても木の香りが漂い、無垢床の温もりが心地いい。洗い出しの玄関土間は、子どもが雨の日に遊ぶこともできるため、「広めに設けて正解でした」とご主人。また、アパート時代は趣味の裁縫をする場所を確保することすら大変だったと話す奥さまのために、パントリー内に家事コーナーを用意。おかげで、存分に針仕事を楽しめるようになった。LDKや子ども部屋、デッキや庭、玄関と、遊び場が家中にでき、子どもたちも大はしゃぎだ。「体にやさしい広々とした空間で、子育てできるのが何よりうれしいね」、「家の中の空気がきれいで、子どもたちの花粉症や喘息症状もずいぶん落ち着いたね」と、元気に遊ぶ子どもたちの姿を目で追いながら、夫妻がしあわせそうに会話を紡いでいた。