玄関ホールからインナーガレージを臨む。凸凹感のある床は自社大工が施した名栗仕上げ。土地の高低差を利用し、半地下を降りてガレージにアクセスできるようにしたのがおしゃれ

焼き杉、SOLID、塗り壁がバランスよく調和した外観は、住宅というよりも洗練された美術館のよう。2階をコンパクトにまとめ、1階でほぼ生活を完結できるようプランニング。太陽光発電を搭載し、ソーラーパネルの発電時の熱を有効利用する『石牧建築』オリジナルの集熱システム「ISソーラー」を備えている

高級旅館を彷彿とさせる玄関ホール。Rの垂れ壁が和の空間をモダンに演出し、「Japaniesstyle And Modern +only1」の意から命名された「JAM＋1 HOUSE」の名を体現した空間が広がっている。引き戸のリビング扉は建具職人の手づくりで唯一無二の作品

20畳を超える大空間LDK。リビング部分をフロアダウンさせて、ゆるやかにエリア分けされている。ブルーのウールカーペットが、空間を上品に引き締めている

どこかに丸い窓が欲しいという要望を受け、設計士の西久保さんが提案したのがこのインテリア。漆を塗った太鼓梁と、黄色いお月さまをモチーフにしたFIX窓のコントラストが施主さんを満足させた。丸いペンダントライトは建築家・伊東豊雄氏がデザインした「MAYUHANA BLACK」で、ぼんぼりを思わせる柔らかな光が美しい

窓を大きく開け、広い庭をとって十分な採光を確保。しっとりとした風情ある庭に、七輪を出してサンマを焼いたり、BBQを楽しんだり、縁側のような長いウッドデッキが家族のとっておきの場所になっている

『石牧』オリジナルのキッチン。分厚い一枚板のダイニングテーブルを噛ませ、重厚感のある空間に。大谷石にダウンライトをあてて、ぬくもり感も出した。奥へと広がるスペースは、パントリー、ウォークインクローゼット、ランドリールーム、脱衣室、浴室、洗面へと続き、回遊できるようになっている。

ご主人がこだわったトイレ。木、タイル、障子、玉砂利が融合した和モダンな空間に仕上がった

土地の高低差を活かしてスケボーパークも作った

土地探しから同社に依頼したYさん。「周囲の家と高低差のある土地を選んだのですが、周辺の土地との差を考慮しながら、バランスよく設計してもらえました」とご主人。庭に降りる階段にオリジナルのアイアン手すりをつけ、ブルックリンテイストを演出

ギャラリーの入口とは別に設けた住まい専用の玄関。名栗（なぐり）加工を施した木製のオリジナルドアは『石牧建築』の若い大工による渾身の作

高低差のある土地を上手に活かした外観。黒い割石とアイアンのアプローチ、玄関回りのサイディングがアクセントに

裏の土地との高低差がある。南側の高いところに設置した窓がリビングに丁度良い光を落としてくれる

敷地内にある高低差を生かして、インナーガレージから玄関までをスキップさせる設計に。ガレージ上部に設けられたロフトからリビングへつながる動線が面白い

土地と建物の高低差を活かして作ったアスレチック広場。周辺に障害物がなにもなく、アウトドアライフを満喫できる。子どもたちにとっては自慢の遊び場だ

北側道路で高低差のある土地に建つK邸。真っ白な壁が青空に映える、三角屋根が印象的なシンプルデザインの外観。窓は外観のアクセントとなり、室内へ外の風景を取り込んでくれる

キリッとした洗練と木目のあたたかみが調和。個性を放ちながら、背後に富士山と茶畑が広がるのどかな環境にもなじむ外観に仕上がった。土地探しから相談する中で出会ったのは高低差のある敷地だったが、外構も含めた計画により、最大限に土地の持ち味が活かされた

雨に濡れずに車を乗り降りできるビルトインガレージは、エントランスと棟の高さを変えて設計。高低差を出し、色彩も変えた2つのフォルムを組み合わせることで奥行きが生まれ、シンプルでしっとりとした印象に。ガレージ奥には、庭へと視線が抜けるスリット窓を設けた