玄関との境界線がない、吹き抜けの土間スペース。ベンチを置いて読書をしたり、コーヒーを飲んだり、家族が思い思いの過ごし方を楽しめる。LDKの入口となる壁はレッドシダーで、白いアイアンの手すりと美しく調和している

玄関ドアを開けるといきなり広がる土間スペース。玄関、リビング、ホールと曖昧につながる。どこにいても家族の絆を感じられる大きな吹き抜けを採用

土間にフルオープンサッシを採用し、ウッドデッキとひとつながりに。玄関を通らず、ここから室内に入ることも。愛犬と遊べるお気に入りのスペース

木のぬくもりを感じる大人ナチュラルなLDK。家族とのコミュニケーションをとりやすいオープンキッチンを採用。肌触りのいいヘリンボーンの床は無垢のオーク材で、経年変化も楽しみ

目線がタテ・ヨコに抜けていくことで、より開放感が生まれる土間空間。スケルトンの階段を上がってそのままバルコニーへとつながるL字の廊下も動きやすくて便利

吹き抜けの高窓と1階のフルオープンサッシからたっぷりの光が差し込み、朝から夕方まで十分な明るさを届けてくれる。これだけの大きな吹き抜けがあっても、高い住宅性能を備えているので家中の温度差をほとんど感じない

キッチンから洗面室、脱衣室、浴室へと一直線につながる動線。料理の合間に洗濯したり、浴室の掃除をしたり、家事時間を大幅に短縮できる。洗面室にはたっぷりの収納を設け、既製品の収納家具を買う必要がない

広々とした土間玄関につながるシューズインクローゼット。可動式の棚でブーツやアウトドアグッズも収納しやすい。煩雑になりがちな玄関もこれですっきり整頓できる

バルコニーは一番の特等席。コーヒーを飲んだり本を読んだりする時間が増えそう。 軒天もレッドシダー張りとなっており、海との相性も抜群。

リビングに光を届けるバルコニー。格子のおかげでプライベート感も満載。リビング感覚でコーヒーを飲みながらゆっくり過ごす休日の時間もお気に入り

数家族が同時に遊びに来ることもあるF邸。1階では親たちがくつろぎ、2階は子どもたちに大人気の遊び場に。アスレチックや読書など、思い思いに過ごすことができる

北面ウッドデッキの隅には、造作のベンチを配置してモーニングやお家ピクニックが楽しめる場所に。朝起きて、目覚めのコーヒーや紅茶をここで飲みながら季節の変化を感じるのも豊かな時間。ハンモックを吊るす予定もあるのだとか

高窓が目を引く吹き抜けのダイニング。朝は清々しい光を感じながら、気持ちのよい朝食を楽しめる。キッチンカウンターもあるため、カフェ気分で軽食やコーヒーをとるなど、過ごし方も自在に

Y邸の庭は「何かをするためのもの」というより、家と調和し、日常にプラスαを届けてくれる存在。ウッドデッキの外ごはんも、窓際のベンチでのコーヒーも、家単体では得られない豊かさやくつろぎをもたらす。実のなるベリーや色づくモミジなど、季節ごとの喜びも計算されている。

LDKの中央に配された小上がりは、気に入ったお店の写真を参考に。段差があることで役割が穏やかに分けられるだけでなく、3方をベンチとして使え、居場所も増える。キッチンはひと目ぼれしたもの。LDKの雰囲気はこのキッチンを主役にまとめられている。左手奥の山型の入口の先はパントリー

床はオーク、壁は珪藻土とベベル板、天井はスギ。縦横に伸びる大きな空間には自然素材のぬくもりが溶け込み、心からのリラックスがもたらされる。冷暖房効率を考え、手すり部分を壁にする案もあったが、階段入口に扉を設け、空間を閉じられるようにすることで、開放感と経済性との調和が図られた

日々の過ごし方や、これからの子どもの成長まで考慮された空間。素材やカラーによるナチュラルであたたかなコーディネートが、バランスよく調和する。使いたかったマリンランプや塗り替えてもらったドアがアクセントに。スイッチニッチが設けられた壁は、磁石がつくようにしてもらった