ガラス窓の向こうに見渡す限り緑が広がる2階リビング。遮るものが何もない壮大な自然のグラデーションが楽しめる。勾配天井を採用したことで、空間にいっそうの広がりがプラスされた

標高1,000mにある傾斜地に完成したT邸。まるで夜空に向かって飛び立つ宇宙船のような独創的な外観デザインは、一度見たら忘れられないほどのインパクトを放つ。外からの視線を遮りながらリビングに光を取り込むため、西側にはハイサイドサッシを設けた

吹抜けの開放感が気持ちいい土間玄関。ガレージから雨に濡れることなくアクセスできる

スキップフロア構造のダイニングキッチンは、眼下に半階下のガレージ内が見えて、半階上は2階リビングへと続く。目線が少しづつ変化する飽きのこない空間レイアウトも、日常を楽しく彩ってくれる大きなポイントだ

デザインと使い勝手を兼ね備えたキッチン。ダイニングテーブルを真横にレイアウトしたことで、家事効率もUP。視線の先には霊峰富士が見える

リゾートライフを満喫できる、ガラス張りのサニタリー＆バスルーム。外からの視線をカットして、裸のままでも外に出られるバスコートも用意した

ご主人のアトリエには、L字型のカウンターデスクと本棚を造作。低い位置から光を取り込む窓の設計手法が絶妙

南東方向から見た外観。大きなベランダを設け、富士山ビューを楽しむつくり。ベランダの下はゲスト用の駐車場として使用できる

庭を囲むL字型の平屋に、２階を１部屋プラス。外観は白を基調にグレーのグラデーションで変化をつけ、外壁の瓦のような素材感が意匠性をいっそう高めている。また、道路側の開口部を極力少なくしたことで、周囲の視線を遮ると同時に西日の侵入をカットできる

元々は階段の明かり取りにと壁に入れたガラスブロックに手作りの味をプラス。ご主人の要望で何かデザインをということになり、モザイクタイルで囲んで味のある雰囲気に

天井高4メートルの吹き抜けのLDKは圧倒的な開放感。テラスに面した大開口が広がりをいっそう強調し、20畳という実寸よりも遥かに広く感じられる。内装は、無垢の床が引き立つシンプル＆ナチュラルなデザイン。リアテック・コンクリートを壁に採用し、無機質で洗練されたイメージをプラス