スタイリッシュな箱型のフォルムと、日光を程よく遮る庇や袖壁が目を引く。あえて濃淡を表現したグレーの塗り壁は、モルタルのような趣きと質感がある。「外構までトータルでプロデュースしてもらえて、統一感ある仕上がりに大満足です」そう夫妻は語る

「もともと持ち物が少ないんです」というTさん。LDKは最低限の家具や家電が並ぶシンプルな空間で、南向きの大きな窓、奥の洗面脱衣室、玄関の吹き抜けの窓から自然光が注がれ、昼は照明が必要ないほど明るい。無垢の床や塗り壁の質感が豊かで、デザイン性とぬくもりが共存

できるだけ伸び伸びと過ごせるように、オープンキッチンやソファの高さを低く設定。腰の位置を越える家具がなく、約20畳のLDKがより広く感じられる

壁付けのキッチンを腰壁で囲み、アイランド風に仕上げたオープンキッチン。モールテックスを塗って仕上げたモルタル調の壁と、アイアンの脚を持つ造作ダイニングテーブル、奥さまが厳選したダイニングチェアが部屋のアクセントに

玄関と土間収納の上部は吹き抜けになり、2階ホールと繋がる。窓からの柔らかな光が家中を照らす反面、「断熱性は十分。太陽光発電だけで電気代をまかなえるほどで、冬は1階のエアコンを稼働させると2階まで暖かいです」とご主人

ご主人の目標は「将来はIoT住宅に進化させること」。できるだけスマートに暮らせるよう、玄関ドアはキーレスエントリー仕様を採用した

モールテックスで仕上げた造作洗面台に、サンワカンパニーの洗面ボウルを設置。収納付きの大きな洗面鏡は夫妻のお気に入りだ

2歳の双子の男の子を育てる夫妻。共働きで忙しい分、家では子どもたちを伸び伸びと遊ばせている。「おもちゃはほとんど買わず、2人は常に広いリビングを駆け回っています」と奥さま

深い庇、斜めの袖壁がモダンな外観

ガルバリウムと塗り壁のモダンな外観。木塀や植栽までをトータルでプロデュースした

キッチンは開放感がありながら、袖壁があることで程よく視線を遮り、来客時にも水回りの生活感を見せずに済む

エッジの効いた外観デザイン。濃淡グレーのサイディング、斜めにカットした袖壁、スクエア窓など、思わず振り返って見たくなるほどの存在感

工藤店長がずっと構想をあたためていたオリジナリティ豊かな外観デザイン。屋根の庇と袖壁が特徴で、プライバシーを守るために玄関ポーチにもひと工夫が見られる。ALCの外壁は、他社ではオプション扱いが多い高級建材だが、『nattoku住宅』では標準仕様。そのこともご夫婦が同社を選んだ決め手の一つ