モデルハウスで気に入ったウッドサイディングを全面に使用。モスグリーンのガルバを組み合わせた。木材の経年変化を考慮し、玄関ドアはややトーンを抑えたものを選んでいる

山型の入口がかわいい奥さまのアトリエ。壁だけでなく、天井にも絵を飾れるようにしてもらった画材などを洗える水道も用意

照明や天井の仕上げなど、キッチンはお酒を飲むのもふるまうのも好きなご主人の要望を多めに。1枚板のカウンターは材木屋まで足を運んで選んだ

大らかさ、ナチュラル感、あたたかみが溶け合うLDK。壁の一面は、標準仕様でウッドパネルにできるので、追加料金を気にせず、ぬくもりをプラス

アイアン階段の途中からLDKを見通す。アトリエの4つの窓、格子の手すりなどの要望が、O邸ならではの雰囲気をつくり出している

キッチンから目が届く小上がりの畳スペースは遊びによし、お昼寝によし。奥には将来の宿題用にカウンターが用意され、庭が見える位置に窓が備えられた。畳は雰囲気に合うクルミ色を選択

スッキリとまとめられた玄関は機能性も重視。多彩な収納が用意され、ガラスブロックで光と気配を行き来させている

山型の入口＆チョークボードのシューズクロークは利便性とともに空間に楽しさをもたらす

庭の使い方も考慮し、建物を計画。「いかにも“家”というフォルムが好き」という奥さまが希望した三角屋根とガルバのモスグリーンによって、シャープさとあたたかみのバランスのよい外観に

当初は、もう少しかわいいテイストをイメージしていたが、その時に好きな雰囲気やお気に入りのアイテムが似合うようにと、シンプルでナチュラル、ややトーンを抑えたとても落ち着く空間にLDKに仕上がりました。

三角屋根のシンプルな外観。外壁はグレーの窯業系サイディング。プライバシーと防犯性を考慮し、道路側の窓は必要最低限に抑え、中庭から明るさと開放感を確保するように設計されている