リビングの棚やオーディオラックなどの収納部には壁厚を利用。玄関ホールとの間に配した壁は黒板塗料で仕上げ、お気に入りの絵葉書や写真、イラストなどで楽しく演出

自然素材を選択し、時とともに味わいを増す外観デザイン。太陽光の発電効率を引き出すため、屋根を南に向けて緩い勾配でゆったりと架けた。吹き付け仕上げの外壁の一部に、質感が目立つレッドシダーを採用

両サイドから自然光を取り込む明るい玄関。来客が多いので、約3mの間口を確保。全館空調により室内気温が均一なので、リビングとの間にあえてドアは設けず、オープンな構成にして奥行き感を出した

間取りの中心となるのは約30畳のLDK。白いクロスにチェリーのフローリングを組み合わせて、すっきりとしたナチュラルモダンのコーディネートに

ダイニングキッチンとワークスペースを仕切る大谷石の壁。しっかりとした存在感の中に柔らかな表情を持ち、室内の味わい深いアクセントに

石壁の裏にある家族共有のワークスペースは、親子同時に利用することも。奥には2匹の愛猫のためのスペースも確保した。本棚からキャットウォークに上がれるよう、棚の一部に通り抜け用の猫穴を開けてある

キッチンの北側に配置した子ども部屋。調理中でも子どもの様子を把握できるので奥さまも安心。「家族の居場所はあくまでもリビングなので、各個室は最小限でいい」という考えから、2つある洋室はともに約4.5畳。隣り合う2部屋の引き戸を開けて一室空間としても使える

玄関ホールの左手に配置した主寝室。勾配天井が空間に変化をつけ、広がりを演出する。窓の大きさは抑え気味でも南向きで日当たりがよく、気持ち良く目覚めることができる

キッチンの壁は黒板に。楽しいイラストは絵本作家の福田のぞみさんに描いてもらったもの。子どもが成長したらお絵かきボードにしたり、家族の伝言板として活用しても楽しい

幅広の廊下を多目的スペースに利用。壁は黒板塗料仕上げで落書きもOK

キッチンそばの壁を黒板塗料でペイント。家事中も声かけができるので、さみしい思いをさせることもない。LDKの奥にあって目立たないから思う存分お絵かきでき、お子さんも大満足

玄関ホールとLDKの間に壁はなく、衣類やカバン用ラックなどを置いて緩やかにゾーニング。開放感が増す

キッチンと和室の間に設けたボルダリング壁は、お孫さんのためにつくった。オレンジが鮮やかで、楽しい気持ちになる

KITCHEN HOUSEのセカンドライン、「GRAFTEKT」のキッチンは奥さまのお気に入りで、料理タイムがより楽しくなったそう。ダイニングテーブルをキッチンの真横にレイアウトしたことで、家事効率もUP。白い壁のニッチに飾られた絵本や写真がインテリアにもなっている

玄関ホールは、無垢のマホガニー材でヘリンボーンスタイルに。玄関ホールだけ床材を変える遊び心も楽しい。写真右側にある開口部から、シューズクローク〜ガレージへと繋がっている。帰宅時の動線と来客動線が自然に分けられた間取りだ