奥さまはピアノ教室を開いておりグランドピアノが置ける部屋を希望。落ち着いた雰囲気の中で生徒さんがピアノを楽しめるよう、1面のクロスを淡い色のクラシック調の柄に

ご主人こだわりの小上がりの畳スペース。リビングから1段上がっているので、畳で寛ぎながらテレビを見たり、お子さまのお昼寝スペースとしても利用できる。梁はご主人自らペイントし、和モダンスタイルに

年齢も近い姉妹のお部屋。あえて空間を分けず、将来壁で仕切ることもできるように、ドア、クローゼット、窓、バルコニーへの出入りも同じように対である。屋根の形状に合わせて天井を高くし、梁を活かした空間に仕上がっている。梁はご主人がペイント。ピンク×ホワイトの空間が女の子の心をくすぐる

キッチンの横にはお子さまの勉強スペース。食事の準備をしながらお子さまの宿題を見ることができる。リビングにも隣接しているので、一つの空間の中で家族のつながりを感じながら過ごすことができる

ピアノ教室に通っている子どもも利用する「手洗い」は、ご主人自らタイル貼りを施工

玄関脇にある「DOMA（どま）クローク」は、シューズクロークに納まらない靴や、お子さまの一輪車やバケツなど外で遊ぶ道具、ご主人の釣り道具やゴルフバックを収納するスペース。靴の脱ぎ履きの際に掴まるバーをつけ、なるべく壁に触れない工夫が施されている

2階上部の小屋裏収納には家族の洋服を収納。木目調のクロスがアクセントとなり、洋服選びがより一層楽しくなる

木目が好きなWさんの希望により、階段の採光のために2階の廊下の一部をスケルトンに

奥様が希望したピアノ室。北側の壁一面を収納にして、隣家に対する防音に配慮。リビングや和室と引き戸で仕切ることもできる

グランドピアノを家族が集まるリビングに置きたいという希望を叶えるため、段差のある多層構造と補強工事で、眺めを犠牲にすることなく、ピアノを中心にした空間を作り上げた。ベランダへつながる大きな窓と吹抜け空間のおかげで、開放感も味わえる居心地の良い部屋となった