来客が使用することもある1階トイレの照明は、Oさんの支給品。壁に広がる幾何学模様の陰影が素敵

キッチンはLDKに目が届くオープンスタイルに。汚れを落としやすいホーロー製で、背面収納にパントリーをプラスして使いやすく

単色でクールにデザインされた外観。中央に設けた外部吹き抜けがアクセントになっている

右のドアからは玄関ホールや水回りへ、左のドアは家事室へとつながる。クロスも同系色でコーディネートした

白やグレーのやさしい空間を、ドアやリビング階段の笠木に使われたダークブラウンが引き締めている

室内干しができる家事室には、洗濯物をたたむなど、ちょっとした作業をするためのカウンターも

幼い子どもと一緒にお風呂に入ることを想定して、洗い場の広い1.25坪タイプのユニットバスに

幾何学的な陰影が美しいトイレの照明

幾何学模様のように美しい夜の玄関ポーチ

ペンダントライトはNさんお気に入りの支給品。ガラス越しのやさしい光が家族の食卓を照らしてくれる

ヴィンテージテイストのLDK。リビングのアクセントウォールは、コンクリートブロック調のタイルを採用。カップボードはメーカーの既製品ではなく、施主さん支給の収納家具を設置した

「生活感を出さず、常にすっきりした空間にしたい」とMさん。そのため、来客時に隠すことができるよう、洗濯機置き場にも扉を付けた。ここの床にも市松模様のデザインを採用

来客も使用するトイレは広々としたつくり。壁には消臭性ももつエコカラットを採用。既製品のキャビネットを組み込み、オリジナルの洗面台へと仕上げてもらった

玄関ホールはトーンを落とすことで、LDKに入った時の明るさと広がりをより感じられるように計画した。廊下の突き当たりにある窓からの自然光が美しく広がり、印象的な陰影を浮かべる。土間には天然石風のタイルを使用

LDKは勾配天井を覆うレッドシダーが色鮮やかで、ウォルナットの床とも相性がいい。樹脂サッシやトリプルガラスの窓と、240mmの屋根断熱を採用したため、リビングのエアコン1台で家全体をカバーできるほど高断熱だ。消費電力もごくわずかで、年中心地いい空気に包まれている。さらに生活に必要な明るさを確保しながら、あえて低い位置に設定した照明計画はOさんのこだわりの一つ。夜には、落ち着いた陰影が心を癒してくれる