1階18畳のLDKとつながる約9帖の大きなロフト。半分は客人の寝床スペース。残り半分は収納スペースとして使用予定。床材はローコストとするためOSB合板張のままとしたが、これはこれで味がある

玄関ホール側から見た18畳のLDK。17.7坪しかない住宅だが、ロフトと一体となった大空間をつくることによって広さを演出。アイランドキッチンにすることで人も愛犬も動きやすい回遊性のある動線となっている

キッチンから見た18畳のLDK。2つの大きな窓でLDKを挟むことにより、閉鎖感をなくし、高い勾配天井によって空間に動きを出している。これだけの大空間でも床暖房により、冬でも快適に過ごすことができる

ロフトから1階LDKを見下ろす。全面開放の南側折れ戸サッシからの日差しがとても明るい。正方形のハイサイドライトは奥まったキッチンに光を届ける。またこの窓は海を見ることができるピクチャーウインドウにもなっている

エコカラットタイル壁の前で愛犬と遊ぶ建築主さん。エコカラットタイルとはペットのニオイを吸収し、湿度も調整してくれる優れもののタイル。リビングと脱衣室の壁でこのタイルを採用している

一人暮らしということでバス・トイレ・洗面所を一体の空間として設計。全面ガラスのバス扉のおかげで広く明るい空間になった。ハイサイドガラスから入り込む森からの光も心地よい

18畳のLDKと8畳の寝室をＬ型に配置し、それぞれをつなぐようにウッドデッキを取り付けることで、内部空間と外部空間を回遊できる動線を設計。LDKと一体となったデッキ空間が気持ちいい

外観。森と一体となるようにグッドデザイン賞を受賞した木目調サイディングを外壁に採用。開閉できるオーニングテントや愛犬用の温水式シャワー水栓も外部に設置。ウッドデッキを階段状に設計することで住宅全体の立体感を作り出した

W邸は敷地の半分がガレージ。限られたスペースと予算内で、18.5畳の明るいリビングダイニングや2つの子ども室などがある3LDKを実現した。電動シャッターを閉め、ガレージからキッチンへ行き来できるので防犯面も安心