リビング空間と庭をつなぐカバードポーチ。デッキ下は愛犬たちの遊び場にも。一方で、玄関前に開閉式の柵を設けることで犬が敷地外に飛び出さないよう配慮している

愛犬たちが庭と屋内を自由に往来できるように設計されたサーファーズハウス。外壁には明るい水色ながらも落ち着きのある色味が特長のクレアブルーを採用。アメリカ西海岸のような明るく開放的な雰囲気に仕上がった

吹き抜けが開放的なLDKには、愛犬が走り回れるよう傷がつきにくい床材を採用。階段下には愛犬のゲージが収納できるスペースを確保

ダイニングテーブルとして使うキッチンカウンター。愛犬が上がらないようテーブルを高めに設定するなど、ペットとの暮らしに配慮する

特注の大きな鏡が目を引く洗面スペース。通常より長いカウンターを配置することで愛犬の手入れもスムーズに

シンプルかつスタイリッシュな雰囲気のアイアン手すりを採用。天井のクロスを木目調にすることで全体的な統一感を演出

トイレの床はクラシカルなテイストを演出するヘリンボーン柄を採用。マリンランプの雰囲気ともマッチする

「クレアブルー」の外壁に似合う木製のガレージドア。家の雰囲気やデッキ、フェンスと合わせたカラーリングで統一感のあるかわいらしい仕上がりに

愛犬が入らないようキッチンは独立して設置。入口に開閉式の仕切りを依頼した

外観。森と一体となるようにグッドデザイン賞を受賞した木目調サイディングを外壁に採用。開閉できるオーニングテントや愛犬用の温水式シャワー水栓も外部に設置。ウッドデッキを階段状に設計することで住宅全体の立体感を作り出した

玄関ホールを直進すると、緩やかに区切られたLDKが目の前に広がる。右手の開閉式窓の奥にはキッチン、その隣にはダイニング、さらに書棚を挟んで左手にリビング。スキップフロアの高低差、大きな窓がタテの広がりを生み、畳数以上に開放感を感じる

グレーの塗り壁に無垢板が映える外観。芝生の庭を囲う木塀は開閉式で、車ごとリビング前まで乗り入れることが可能。深く長い軒天がウッドデッキを覆い、雨の日でもリビングの窓を開けて風を取り込みながら過ごせる

カバードポーチは敷地全体の使い方を考慮し、L字型で設えられた。幅も長さもゆとりあるサイズで、遊び場にアウトドアリビングにと多彩な役割。バーベキュースペースとしても活躍する。庭はこれから手を加えながら、ドライガーデンに仕立てていく予定だそう

床には美しいヒノキが敷かれ、壁の一部には同社オリジナルのお茶薫る珪藻土が採用される。柱や梁も大井川流域材。「寒い時期は薪ストーブの前にいる時間が一番好き」とご主人。床のタイルは2つの窓とデッキに接するようL字に。内外をやわらかくつなぐとともに、愛犬のトリミングスペースなどに活躍