小屋裏から眺めたダイニングキッチン。毎年、初冬に入ると薪ストーブを焚いて過ごすのが日課に。「薪ストーブのおかげで家中が暖まります。揺らめく炎を眺めながらゆったりと過ごす時間もまた愉しいものですよ」とご主人

岩肌の造形美が見事な山景色を背景に、いっそう引き立つ大屋根の外観。屋根と外壁は黒で統一し、大屋根のなだらかな傾斜が周囲の山々と調和。家の周りでは、カモシカやシカ、ウサギたちと出会うこともあるという

梁組みが見事なLDK。床や壁に用いたヒノキ材は、自己所有の山の木を夫妻で自ら伐採し、1年以上天然乾燥させたもの。築7年を経ていっそう色艶が増し、新築当時以上に味わい深い空間に。室内には気持ちの良い風が巡り、「今年の夏はエアコンを1度も使用しませんでした」とご主人

LDKの南側に設けたウッドデッキは、ご主人が山景色を眺めながらワインを飲んだり、奥さまが家事仕事の手を休めてのんびりしたり。大自然と触れ合う憩いの空間

リビングの隣に設けた和室は、テレビを観ながらくつろぐ場所。客間としても活躍する。奥には小屋裏に通じる階段がある。リビングの上部の野物の梁は、安形社長が調達したマツ材。匠の技が冴えるダイナミックな仕上がりに夫妻は大満足

小屋裏スペースは、娘さん一家が子ども連れで遊びに来たときのゲストルームとして活躍。子どもたちは小屋裏が大のお気に入り。冬は夫妻がコタツに入ってのんびりするのにも利用している

１階に設けた寝室。南西に設けた窓の先に緑の風景が広がる。先祖代々守り抜かれてきた山の木に囲まれて、いっそう安らぎを感じながら、朝までぐっすり

室内はバリアフリー仕様なのはもちろんのこと、以前の家での介護体験が随所に反映されている。水回り・トイレ・寝室を結ぶ廊下は、車椅子が方向転換するために必要な広さを確保。トイレの引き戸も三連にしてあり、車椅子で入れるように入り口を広くした

新築するときは絶対に導入しようと決めていた薪ストーブ。LDKの中央にしつらえ、ゆらめく炎を眺めながら家族団らんの時間を過ごす

吹抜けのダイニング。薪ストーブの炎を眺めながら父と息子は何を語る？

ダイニングからも薪ストーブの炎が楽しめる

グレーの勾配天井が広がるリビングには、念願の薪ストーブを採用した。テレビではなく、ストーブの炎を眺めながら過ごせる配置に

ご主人がどうしても欲しかった薪ストーブを土間玄関に設置。揺らめく炎を眺めながら本を読んだり、家族と語り合ったり。単に暖をとるための道具ではなく、今や“家族の一員”として欠かせない存在になった

家族で薪ストーブの火を眺めながら過ごす、癒しの時間

吹き抜けと大きな窓により数字以上に広く感じる、開放的な約17畳のリビング。ご主人たっての希望だった薪ストーブは、家族もお気に入りだ。陽光と薪ストーブで、室内は冬でもポカポカ暖かく、視覚的にも薪ストーブと揺らめく炎は、最高のイン テリアとなった

薪ストーブの炎を見ながら親子の会話を楽しむひととき

住まいの中心にあたる位置に設けた薪ストーブ。冬はこの１台で家中が暖まる。板張りの床や壁、天井のやさしい木目が安らぎを感じさせる

冬は薪ストーブが家中をぽかぽかに保つ