「LDKに生活感は出さない」という奥さまの信念のもと、キッチンには必要最低限の家具だけを配置。食器棚もフルオーダーで、LDKとの兼ね合いで調整したサイズ感が絶妙。冷蔵庫やレンジなど、家電はすべて奥のパントリー内に

視線を気にせず過ごせるよう、玄関のある道路側は一切窓がない設計に

外観右側の外壁材は、金属板を一枚ずつ成型したオリジナル素材を採用。テラスでは視線を気にせずバーベキューをしたり、読書を楽しんだりできるよう、庭を取り囲む設計とした

「仕事を終えて帰宅し、ドアを開けたら気持ちが切り替わるように」そんなスタッフの発想で作られた中庭が、家族を温かく迎えてくれる　

庭を望む大きな窓から光が射しこむLDKは、すっきりした内装のおかげで畳数以上の開放感がある。あえてワイルドな木目を残すメープルの床材を敷き、インテリアとのバランスをとっている

フルオーダーのＴＶボードは内装とのバランスを考え『インフィルプラス』がデザイン。夫妻が直接家具職人と相談できるよう手配し、綿密な打合せを行った。ボード後ろの味わいのある壁は、夫妻が二人で塗った力作。ご主人愛用のオーディオ機器で、毎日ジャズやクラシックを聴いているそう

『インフィルプラス』オリジナルのアイアン製階段も、インテリアの一部として存在感を放つ

完全防音のギタールームも用意し、ご主人が演奏の練習をしたり、読書を楽しんでいる

子ども室は最低限の広さに

寝室は主目的の「眠る」ことにフォーカスして、最低限の広さにとどめた

2階は最低限の壁のみを設置し、必要に応じて自由にアレンジできるようにした

珪藻土仕上げの玄関は、正面の壁と天井 のパターンで変化をつけた。上がり框も最低限の高さにしている

玄関は、必要最低限の収納でスペースを確保し、広々と開放的な空間に仕上げた

ダイニングの近くにはスタディカウンターを用意。「子ども室などの個室は最低限の広さにして、勉強はここでやってもらえたら」と奥さま

火災に強く、最低限のメンテナンスで美しさが長持ちするALCパワーボードを外壁に採用。瓦屋根との相性がよく、シンプルながら高級感がある

子ども部屋は７畳で、将来は半分に仕切って使うこともできる。プライベート空間は最低限のスペースに抑えたことで、LDKを広々と確保できた

ファミリークローゼットがあるので、子ども部屋には収納を設けなかった。必要最低限のスペースながら、勾配天井のおかげで畳数以上の広さを感じられる

扉があるのは、洗面脱衣室やトイレなど最低限必要なところだけ。一枚一枚扉の色を変え、遊びを加えた