土地探しも一緒に。静かな住宅地の奥まった場所にある土地を気に入った。正面は開口部を減らし、デザイン性とプライバシーの確保を両立。玄関横の窓は担当の藤田さんの提案で、玄関に明るさをもたらしつつ、帰宅の際はあたたかな光が迎えてくれる

大らかさ、ナチュラル感、そしてA夫妻のセンスが溶け合うLDK。大きな窓と吹き抜けから運ばれるたっぷりの光が家族のひとときをやさしく包む。グレーの壁と太さや間隔にまでこだわった階段のアイアンが開放的な空間にほどよい落ち着きを添えている

テレビ背後のユーティリティはSNSを参考に。AV機器と配線がまとめられ、見える部分はいつもスッキリ。今はおもちゃや絵本が置かれているが、成長に応じて用途も変化していく

対面キッチンとリビング階段、それから大きな吹き抜けが家族を近づけ、自然なつながりが育まれていく。右手には宿題や事務作業にぴったりの造作カウンターが用意されている。大きな空間だが快適性は想像以上で、夏も冬も気持ちよく過ごせたそう

キッチンはタイルと造作棚で、イメージ通りの仕上がり。照明はもちろん、棚の色味や間隔など細部まで要望が叶えられ、1つ1つ丁寧にセレクトされた食器や雑貨もよくマッチしている

脱衣室には洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりにも重宝する収納兼カウンターを造作。すぐ左手にはファミリークローゼットが続き、洗濯物移動の手間の削減と各部屋のスッキリに貢献する

2階ホール。「こだわっているのが1階だけで、2階は普通というのがイヤだったんです」という奥さまの言葉の通り、吹き抜けのアクセントにもなっている室内窓や斜めの垂れ壁など、2階の各空間も希望を溶け込ませることができた

斜めの入口がキュートなシューズクロークは広さも機能性も十分。右手奥はそのまま脱衣室につながり、背中側には来客も利用する洗面コーナーとトイレを配置。暮らし方への要望が間取りにしっかりと落とし込まれている

希望のエリアで庭を造れる土地を探していたSさん。担当の小笠原さんが予算内に収まる土地を何日も探してくれ、ようやく希望の土地に巡り合えた

玄関から無垢のあたたかみが迎えてくれる

家族を迎える玄関回りにはウッドサイディングを採用し、あたたかみをプラス。玄関ドアとサッシはホワイト系でそろえた

大容量シューズクローク付きの玄関。ホールもスペースにゆとりを持たせてあり、大勢のゲストを迎える際にも便利

天井に無垢が貼られ、あたたかく迎えてくれる玄関。Rの入口のシューズクロークは使い勝手も魅力

玄関を入って正面に飾った「小銀瓦（こぎんが）」はN邸のシンボル。家族やゲストをあたたかく迎える

無垢のレッドシダーをあしらった玄関ポーチ。木のぬくもりと洗練されたデザインが家族やゲストをあたたかく迎える

玄関側は開口部を減らし、西日と通りからの視線をはじく。モダンなフォルムだが、レッドシダーの外壁が古くからの住宅地になじむようなあたたかみを添えている

キリッとした洗練と木目のあたたかみが調和。個性を放ちながら、背後に富士山と茶畑が広がるのどかな環境にもなじむ外観に仕上がった。土地探しから相談する中で出会ったのは高低差のある敷地だったが、外構も含めた計画により、最大限に土地の持ち味が活かされた

広くて開かれた土地の利を活かし、室内が圧迫感なく外へとつながる大空間をデザイン。玄関へのアプローチは素材にこだわり、あえて細く奥まったスタイルにしたことで、玄関からLDKに入った時のワイドなインパクトを強調した