広くて開かれた土地の利を活かし、室内が圧迫感なく外へとつながる大空間をデザイン。玄関へのアプローチは素材にこだわり、あえて細く奥まったスタイルにしたことで、玄関からLDKに入った時のワイドなインパクトを強調した

暮らしの中心となるLDKは24畳のワイドサイズ。何をするにしても空間に充分なゆとりがあり、ストレスフリーな空間を実現。リビングには造作のTVを設け、端正で統一感溢れる空間にコーディネート。2連の掃出し窓をオープンにすると内と外が一体化する

南面の窓から光がたっぷり注ぎ、無垢の床の足触りが心地よいリビング。壁面にはスタディカウンターを広々と設けてある

リビングの壁面に設けたスタディコーナー。カウンターと棚を細くシャープに造作し、すっきりとしたデザインに仕上げてある。カウンターの幅もワイドなので、多目的に使えそう

室内全体に目が届く「見渡しキッチン」。腰壁を床と動勢にし、一体感を演出。カップボードは吊棚や固定棚と窓を組み合わせ、見映えのいい収納空間を実現

シンプルなデザインを極めた洗面スペース。洗面カウンターは幅が約2mあり、軽作業に便利。幅広なミラーが空間をいっそう広く感じさせる。アクセントのモザイクタイルには鮮やかな水色をセレクトし、さわやかに演出

2階ホールのフリースペースはバルコニーに隣接し、開放感がバツグン。多目的に利用でき、将来子ども部屋として使うことも可能

白壁に無垢の素材感が映えるシンプルな設えの玄関。約3畳もの広さのシューズクロークが隣接し、靴やアウター、アウトドア用品などをまとめて収納できる

ガラスを通して中庭を臨むことができる玄関ホール。路地のようなアプローチとの対比がゲストに鮮烈なインパクトを与えるドラマチックな演出

高低差のある土地を上手に活かした外観。黒い割石とアイアンのアプローチ、玄関回りのサイディングがアクセントに

土地探しも一緒に。静かな住宅地の奥まった場所にある土地を気に入った。正面は開口部を減らし、デザイン性とプライバシーの確保を両立。玄関横の窓は担当の藤田さんの提案で、玄関に明るさをもたらしつつ、帰宅の際はあたたかな光が迎えてくれる