「どこにどんな家具を置き、どう生活するか」まで計算し、造作収納もたっぷり設計。 そのため、無駄なものを置く必要がなく、スッキリ広々と使えるのが魅力だ

対面式キッチンからリビングを見渡せる造り。ダイニングテーブルの隣にメイクデスクを用意するなど、“リビングで生活が完結する”よう配慮した。キッチンの奥には、奥さまがこもるための3畳程度の書斎を用意

ドア、収納家具、床などはダークブラウンで統一。「この色が一番落ち着くね」とふたりの意見が一致した

和室、玄関ホール、LDK、寝室までを一直線でつないだシンプルな間取り。家の中の様 子がすぐに把握できるので、生活ストレスが少なく、家事時間も短縮できる

リビング隣の寝室。右側の扉を開けると広縁があり、平日はそこで洗濯物を室内干しする。忙しいご夫婦に合った効率のいい間取り

豊富な背面収納やパントリーを備えたキッチンは、いつも美しく片付き、広々として使いやすい

和室は友人や親類のための客間に。普段は釣り好きのご主人の趣味道具が並ぶ

遮るものがない開放的なロケーションに、シンプルモダンな外観が映える。太陽光発電パネルは4.20kWを搭載。断熱性能が高いため、使用電力が少なく、売電量の方が圧倒的に多い

リビングスペースは必要最小限の家具だけを置いて、広々とした空間に

キッチンと家事室の間に生活用品の収納スペースを配置。必要な場所に最小限の収納を設けて無駄を省いている

引き戸を閉めればスッキリと整うキッチンの背面収納。冷蔵庫も奥のパントリーに置くことで、生活感を程よく隠せている

環状線からの目線を遮りつつ、カーテンなしで外の景色が見えるよう格子塀を設置した。全館空調でエアコンの室外機を置く必要がないため、見た目もスッキリ

オープンキッチンはダイニングテーブルと一体化し、ソファを置いて食事を楽しんでいる。余分な家具が必要なく、キッチンの開放感が増す

キッチン背面の収納も木目調デザインに。写真奥には、パントリーやダイニングからは見えない角度に冷蔵庫が置かれ、生活感をスッキリと隠してくれる

居室をできるだけ広く使えるよう、家具は置かずに造作収納をオーダー。暮らしの雑貨や子どもの作品、写真など、すべてがインテリアの一部になる

二人並んで朝の支度ができるよう、カウンターと鏡を広く配した造作の洗面スペース。洗面ボウルも上置き型のベッセルタイプにし、スペースを無駄なく使えるようにした

「LDKに生活感は出さない」という奥さまの信念のもと、キッチンには必要最低限の家具だけを配置。食器棚もフルオーダーで、LDKとの兼ね合いで調整したサイズ感が絶妙。冷蔵庫やレンジなど、家電はすべて奥のパントリー内に

キューブ型の外観を採用することで、基 礎工事にかかる費用を極限まで抑えた。 建築中に余った資材で収納棚などを造 作してくれるため、家具を置く必要がなく なるのもポイント だ。建物全体は コンパクトなが ら、室内を最大 限に広く使うこと ができる