安全を考えて角をRにするなど、やさしい印象に仕上げたスケルトンのリビング階段。デッドスペースを活かして造作したカウンターは、将来のスタディコーナーに

一見、平屋とは思えないほどのスケール感がある外観。交通量の多い北面道路を考慮して、グレーのガルバリウムにサイディングを組み合わせ、ポーチと玄関をやわらかく目隠しした。片流れの屋根に18kWの太陽光発電を搭載

土間仕上げの玄関ホール。大工さん手づくりの木のベンチは、子どもも祖母も靴を履きやすくて大助かり。左側に家族専用のシューズクロークを設け、玄関は常にスッキリと

17畳の小屋裏収納は、映画や漫画好きなご主人の隠れ家。天井高1400mm以下で、固定資産税の対象にならないのが嬉しい。雛人形もここに収納できるので、1階の収納スペースにも余裕がある。全館空調により、1階との温度差がなく夏も冬も快適に過ごせる

ワンフロアでつながりを持たせながら、リビングを勾配天井にしたり、天井とキッチンの腰壁に米杉を張るなど、空間に変化をもたせたLDK。ご主人のたっての希望で、梁にハンモックを吊り下げた

家事をしながら子どもの様子が見える位置にキッチンをレイアウト。おしゃれな空間に生活感を出さないよう、半透明の引き戸で調理家電や食器を隠せる。ランドリールームからウッドデッキまで一直線につながる動線が共働き・子育て奥さまの家事時間を短縮

リビングの一角にしつらえた小上がりの畳コーナー。子どもと遊んだり、ご主人がゴロンと横になったり、ゲストが椅子代わりに使ったりと大活躍。まあるく切ったニッチと天井のクロスがアクセントに

南側に芝生の庭と憧れのウッドデッキを設け、BBQや子どもプールを存分に楽しむ。祖母の代から植わっていた紅葉のシンボルツリーが家族の成長をやさしく見守る

吹抜けのリビングダイニング。スケルトン階段のデッドスペースを活かして造作の書棚を設置

階段下のデッドスペースを活かしてスタディコーナーを造作。ガラス黒板は文字や絵がスラスラ書けて超便利

主寝室の壁に青いヘリボーン柄のアクセントクロスを張って、爽やかな印象に仕上げた。窓際のデッドスペースを活かしてつくった空間は、ドレッサーにしたり、本やパソコンを置いたり、便利なスペースに

造作のキッチンカウンター。将来的に、子どものスタディコーナーにもなる、階段下の壁面を活かしてマガジンラックをつくった

正面の垂れ壁と玄関ドアをＲ型にして、やさしい雰囲気に仕上げた玄関ポーチ。塗り壁ならではの上質な風合いが建物の価値を高めている

北面とは思えないほどの明るさと風通しを確保した土間玄関。間仕切り壁の角をRにしてやさしい雰囲気を演出。大きな姿見をビルトインしたことで、空間を広く見せる工夫も

階段下のデッドスペースを活かして作った奥さまのワークスペース。採光もしっかり確保され、明るさも十分。コロナ禍でテレワークが増えた時期には、オンライン会議もスムーズにこなすことができたという。また、将来的には、子どものスタディコーナーにする予定だそう

16畳もの小屋裏には本棚も備えられ、収納以外の役割も増えていきそうな予感。大工の手仕事により仕上げられた手すりは角が取られ、小さな手にもやさしくなじむ

キッチンからの動線がいいダイニング。背面の収納はバスルーム前の収納と上下入れ子になっている。将来はこの場所を子どものスタディスペースとしても使いたいと考え、書棚として活用予定

天然木のやさしい香りと、ぬくもりのある質感に包まれた北欧モダンテイストの室内。家中どこにいても家族の様子が見えて声も聞こえるので、お互いに安心して暮らせる。鉄骨のスケルトン階段は、長さを短く、踏み板の傾斜を緩やかにしたことで、年を重ねてからも安全に利用できる