6畳の広さをもつ中庭はプライバシーを守りながら、豊かさや季節感も届けてくれる。将来的に家族が増えれば、BBQやプールに活躍するだけでなく、さりげなく気配を伝えつながりを育む役割も

M邸が建つ分譲地において、もっとも大きな洗練を放ち、住まい手のセンスを伝える外観。同社の施工例ではホワイトにブラックやネイビーを組み合わせる家が多かったが、あえてミルクティーカラーをチョイス。シャープさの中にMさん夫妻らしい穏やかな印象が添えられた

エッジの効いた斜めの壁は単なるデザインではなく、目隠しとしての機能ももつ。前を通る電車から、玄関の出入りが直接見えないようになっている

外からは想像もつかない明るさに包まれるLDK。ロールスクリーンを備えるが、視線が届かないので夜もオープンにして過ごすことが多いそう。床には無垢バーチを採用

玄関は土間仕立てで、自転車を置くこともできる広さ。シューズクロークには可動棚を設置

必要性を感じなかったキッチンボードをやめ、造作カウンターと高さ可変の収納棚でシンプルにまとめた

寝室には使い勝手のいいウォークイン。物干し場に近い奥の扉からも出入り可能

個室を2部屋用意。家族構成や暮らし方の変化に対応

中庭は6畳。プライベート感はキープしつつ、豊かさや季節感を届けてくれる。将来家族が増えれば、BBQやプールを楽しむことも可能。中庭越しにさりげなく気配を伝え、つながりを育む役割も

勾配天井の子ども部屋。通気窓は家族の雰囲気をさりげなく伝えてくれる役割も

昔懐かしい縁側のようなウッドデッキ。フェンスで目隠ししてプライバシーを守りつつ、BBQや子どもプールを楽しむ。家庭菜園もつくり、子どもたちと季節の野菜を育て、収穫する

プライバシーを守りながら、多彩な豊かさをもたらす中庭。洗濯機からの距離が近いうえ、間に室内物干しがあり、洗濯効率もアップ。BBQやプールを楽しめるように水道も完備

Y邸の庭は「何かをするためのもの」というより、家と調和し、日常にプラスαを届けてくれる存在。ウッドデッキの外ごはんも、窓際のベンチでのコーヒーも、家単体では得られない豊かさやくつろぎをもたらす。実のなるベリーや色づくモミジなど、季節ごとの喜びも計算されている。

1階と2階の奥まで光を届ける6畳の吹抜け。開放的でありながら、全館空調による熱交換率に優れた快適空間を実現。テレビの壁は表情豊かなイタリア漆喰「ユーロスタッコ」で、空間のアクセントになっている