奥様が希望したピアノ室。北側の壁一面を収納にして、隣家に対する防音に配慮。リビングや和室と引き戸で仕切ることもできる

古民家風の佇まい。白×黒の外壁に、日本瓦のいぶし銀がよく映える。深い庇が情緒を感じさせる

和モダン風の上品な玄関。框や床、天井、収納扉など、至る所に無節の上質な木目が使われている。玄関収納の他にシューズクロークも設けてある

玄関ホールとLDKの仕切り戸には、古民家風の格子の引き戸を使用。板倉造りの空間のアクセントとして室内全体を引き立てている

ヒノキの八寸の大黒柱が家族をやさしく見守るリビングダイニング。窓側の壁面は、板倉造りを象徴する板張りをそのまま内装に活かしている

リビングと続き間の和室は、お子さんが遊んだり、お昼寝をしたりするのに便利。障子戸と板倉造りの板張りの壁、天井の梁が和の設えを表情豊かに彩っている

2階は1階とは雰囲気を変えて、シンプルモダンなテイストを強調。ぬくもり豊かな板張りの床・壁と、無機質な黒いドアとの対比が面白味を感じさせる

完成当時のLDKとピアノ室。対面キッチンからはリビングダイニングやピアノ室、そして和室までも見渡せる

奥さまのピアノスペースは防音室仕様に

グランドピアノのあるホビールームを引き戸で仕切れば、集中して練習したり、勉強したりすることも可能

吸音板や防音サッシ、防音ドアを使って仕上げた防音室は3畳。2歳からピアノを続けている奥さまのための部屋だ

玄関の奥に設けたピアノ室。防音機能付きなのでピアノの演奏音がほとんど漏れず、奥さまがいつでも好きな時に演奏を楽しめる

洗面スペースと脱衣室は来客時に配慮して、引き戸で仕切れるようにした

奥さまはピアノ教室を開いておりグランドピアノが置ける部屋を希望。落ち着いた雰囲気の中で生徒さんがピアノを楽しめるよう、1面のクロスを淡い色のクラシック調の柄に

奥さまの希望で、テレビ背面の壁は一面エコカラットに

ピアノ教室は部屋の周りをナチュラルな断熱材「セルロースファイバー」でぐるりと囲んだ防音室になっている。床は標準仕様でも「剛床」という強い工法でつくられているため、ピアノを置いても問題なし。素材は無垢オーク

広い空間に格子の仕切りや化粧梁でアクセントをつけたLDK。ダイニングの隣にはピアノコーナーがあり、その南側に和室を設けてある。和室は引き戸で仕切ることもできる

2階にはご主人希望の防音室を完備。趣味のギターを好きな時間に思いきり演奏できるため、ストレスがないと大満足