リビングの掃き出し窓は、開放感を出すために最大限広くした。カーテンレールが見えないように、天井を掘り込んでカーテンボックスを作るなど細部までこだわりが光る

老後も考慮して、平屋を考えていたYさん。検討を重ね、平屋の良さを残しつつ、2階に子ども部屋のみを配置したかたちに落ち着いた

玄関にはご主人の趣味のサーフボードも収納可能な大容量の土間収納を確保

横幅2.5m以上の掃き出し窓に面したリビングダイニングは、Yさん夫婦のお気に入りの場所

リビングの天井は勾配天井にして梁を見せるデザインに。ひと続きの空間も、天井高を変えることでゆるやかにゾーニング。奥行きやデザイン性も演出できる

リビングからもキッチンからも入れる小上がりの畳コーナーは、ゴロゴロしたいときにも大活躍。あると便利な空間だ

キッチンの背面には水回りやクローゼット、寝室を配置した間取りで、台所仕事をしながらも家族の様子が伺える。すっきりとしたデザインのアイランドキッチンは、掃除や片付けもしやすい

室内干しもできる脱衣室は、クロスの色でほんの少し遊び心を。タオルを立てて収納できるスタイルは、SNSを参考にしてつくった、奥さまお気に入りの工夫

⾙殻を模した洗⾯ボウル。細部にまでこだわりが光る

窓のフラワーボックスや室内のカーテンレール、照明にもアイアンが。外壁の煉瓦もキュート

帰宅後、すぐ手洗いができるスペースを玄関ホールに。壁出し水栓や飾り棚など、細部までこだわりが光る

シンプルな空間を造るうえで、「綺麗な天井」にもこだわっているのがSさん邸の特徴。カーテンレールを隠すために天井を掘り上げたり、ハイサッシやハイドアを採用することで下がり壁をなくし、天井がのびやかに広がっていくようプランニングを進めたそうだ

角に大きな窓を集め、南東から入る日差しがたっぷり室内に注ぐ。カーテンレールを収納するカバーは大工の手仕事。掃き出し窓の上にも光を取り入れるための横長の窓をつけた。写真右側のデッキに面した壁にはベンチ。窓辺でのんびり外の景色を眺められる

気分次第でタイルを差し替えられるキッチンカウンター、ガス管をアレンジした飾り棚、ご主人が自ら塗装したキッチン天井と、細部までこだわりが光る。さりげなく並ぶ調理器具や食器類にも、インテリアショップに勤める奥さまのセンスがキラリ