若夫婦の要望でホワイトでまとめた外観。適度なモダンさをまといつつ、抑えた屋根の勾配が落ち着きを感じさせる。1階LDKにはデッキを連続させ、広がりと庭とのつながりを演出。玄関には将来に備え、スロープも依頼した

親世帯のLDKは和室とつなげると26畳以上の広さ。カウンター収納やテレビ台は造作で、出来栄えに大満足。小上がりの和室の下部も収納

子世帯のLDKはお絵かきができる明るいブルーの壁を選んだ。壁の向こうも収納になっていて、LDKのスッキリに一役

和室は清々しい仕上がり。窓側にはカウンターを備えた

家事動線に配慮された子世帯のキッチン。パントリーのクロスは楽しい柄を選択

明るく広々とした玄関ホール。家族が多いので収納もたっぷり用意

子世帯の寝室は壁の一面をグレーにし、落ち着きを添えた。左手にはハンガーラックを備えたウォークインクローゼットが用意されている

2階にレイアウトされた子ども部屋。将来、子どもの成長にあわせ2つに分割することも可能で、下地を入れてもらっている

限られたスペースながら、4つの個室を要望した。収納の扉や窓枠は、少しでも広く感じられるよう壁と同じホワイトに。可動棚も依頼した

床には適度なナチュラル感と上質感を漂わせる、無垢タモを選んだ。あえて2m20cmの高さに抑えた天井が落ち着きを演出。そこから外に視線を伸ばした時の広がりがより大きくなるよう、窓は掃き出しではなく、床から30cmほど上げている

白を基調とした室内にウォルナットの無垢の床が落ち着きを感じさせるLDK。仕切りを最低限に抑えたオープンな空間構成によって、動線もシンプルに確保できた

土地から相談に乗ってもらい、実家との距離や周辺の利便性などの要望とコストとのバランスが取れた敷地が見つかった。外観はブラックとホワイトを張り分け、モダンな印象に。屋根には「コストに余裕があれば」と依頼した太陽光発電（8.6kW）が搭載されている

同社の強みが活かされ、1階2階とも無垢のヒノキが敷き詰められた。空間が連続しつつも、穏やかに機能が分割されているので、仲間が集まっても会話が弾み、居心地がいい。飽きが来ないよう、コーディネートは抑え目に。木のぬくもりをブラックとウォールナットブラウンが引き締め、壁のチャコールグレーが落ち着きを添える