畳は夫婦共通の希望。一段下げて空間と目線に変化を付けている。奥のバーコーナーの壁はご主人の好きな赤をアクセントに

外壁は土壁をイメージする塗り壁仕上げ。ムダのないフォルムにはわびさびに通じる和の心が込められている

地窓から明かりが入るゆったりとした広さの玄関土間には、L字型にベンチを造作。来客と腰掛けておしゃべりも。夜は間接照明で落ち着きある佇まいに

玄関を入る動線はふたつ。右手の茶室のにじり口を思わせる開口部は家族のための日常動線

コの字型の広々としたキッチン。天板の広さは作業がしやすいだけでなく、カウンターテーブルがわりにも使える。窓から見える癒しの緑を借景に

廊下の壁に設けた本棚は奥さまの希望で。さながら日当たりのいいライブラリー。蔵書が並ぶのが楽しみ

吹き抜けの上にある寝室には縁側のような開口部を。窓の外の眺めのよさも、絶妙な設計によるもの

壁もドアもない寝室は開放感たっぷり

ダイニングテーブル一体型のキッチン。一段下げたことで目線が合い、コミュニケーションを取りやすい

家族みんなでくつろげるよう、一段下げたピットリビングを採用。目線の高さが変わるので、より広く感じられる

ゆったりとした広さがあるLDKは、夫婦共通の希望。漠然としたイメージも打合せを重ね明確になり、グレージュカラーで統一した大好きな韓国カフェ風のインテリアが完成

シンプルで広々としたLDKは夫婦共通のリクエスト。北欧＆ナチュラルなテイストにデザインされた空間を、長男が裸足で走り回る。肌触りのいいフローリングは無垢のクリ材で、経年変化も楽しみ

空中廊下のあるダイナミックな吹抜けのLDK。東の高窓からちょうどいい明るさの光が長時間射し込む。夫婦共通の希望だった畳ダイニングは、疲れたときにすぐゴロンと横になれて便利

リビングの床の高さを40cm下げ、天井高3ｍになる居心地のいいダウンフロアに仕上げた。床の高さを変えることでダイニングからの目線の違いが生まれ、空間の視認性に変化をつけ、遊び心ある空間に

ワンフロアでつながりを持たせながら、リビングを勾配天井にしたり、天井とキッチンの腰壁に米杉を張るなど、空間に変化をもたせたLDK。ご主人のたっての希望で、梁にハンモックを吊り下げた

リビングは、ソファに座ったときの目線と重心に合わせて窓の位置を下げ、光を取り入れている。整然と並んだ床材が視線を奥へ導き、広がりを感じさせている

和風が好きなご主人と洋風が好きな奥さま。お二人の希望をバランス良く採用した和モダンの外観が完成した。先人の知恵を活かした長い軒が夏の直射を遮り、冬は室内の奥まで陽だまりを届けてくれる。隣の実家との「スープが適度に冷める距離」も心地いい

家の中心にある大きなキッチンは、手前側が床に座る掘りごたつ仕上げで、奥はイスを使用するユニークなデザイン。広いカウンターでお酒を飲んだり、読書をしたりと、気分によって使い分けられる。リビングの床から2段下げることで、立って家事をする奥さまと目線が合い、会話も弾む