リビング部分を一段下げることで、家族や親類、友人たちが集まった時にみんなで座って会話を楽しめる空間づくりをしている。天井高は一般的な高さでも開放感がアップ

LDKのワンフロア。ダウンリビングで緩やかに空間を仕切っている

大きな玄関土間からは、バーベキューガーデンへと続く

玄関周りに設計と施工の技術力がうかがえる

鉄骨を組み合わせたリビング階段。インテリア性と空間を広く見せる視覚的効果は抜群。さらに1・2階を繋ぐ空気の流れで、家全体の室内空調を効率的に行うことができる省エネ効果も嬉しい

キッチンと水回りを繋ぐのは小さなお家のような三角に切り取った壁

2階はサブリビングと寝室。必要以上の仕切りは設けず、フロアの段差を活かしたゾーニングがされている

夜は2階のテラスで星空を眺める

ダイニングとリビングのメリハリをつけるために段差を設けた。キッチンも一段下げ、ダイニングチェアに座った時の目線と合うように配慮した

リビングを一段下げたことで窓部分をヌックにすることができ、読書を楽しむ奥さま

畳に座る家族と奥さまの目線の高さを近づけるため、台所のフロアレベルを2段（36cm）下げた

リビングで床に座って過ごす家族と視線を合わせやすくするため、あえて一段下げて設計したキッチン

キッチンの床を一段下げ、作業台を兼ねたダイニングテーブルを造作。キッチンに立つ人と、ダイニングに座る人の会話が弾み、料理や食事の時間がより豊かに

こだわりのリビング。キッチンダイニングとつながりを持たせ、フロアを一段下げたダウンリビングにすることで、くつろげる空間づくりが叶った

リビングは床面を30cmほど下げることで、人が集まるスペースにメリハリをつけた。ステップ部分や窓辺のシェルフに腰掛けることもできる

2階ホールのくつろぎスペース。「友人が大勢集まった時、吹き抜けでつながる感じがよくて」とMさん

家の中心にある大きなキッチンは、手前側が床に座る掘りごたつ仕上げで、奥はイスを使用するユニークなデザイン。広いカウンターでお酒を飲んだり、読書をしたりと、気分によって使い分けられる。リビングの床から2段下げることで、立って家事をする奥さまと目線が合い、会話も弾む

リビングの床を一段下げることで座ったときの視界が広がり、中庭上空の青空も日常の一部に。より開放的な暮らしを叶える、建築家ならではのプランニングだ