階段下のデッドスペースにはカウンターと造作家具を設けて書斎や勉強コーナーとして利用。室内の三方向に掃出窓とウッドデッキを設けたことで、床が外に広がるような視覚的効果をもたらし、いっそう開放的に感じられる

無垢の床と珪藻土の壁が素朴な心地よさをもたらすLDK。シンプル＆ナチュラルな空間に、木製サッシの赤が映える。光や風を暮らしに活かすパッシブデザインと、太陽熱で室内を暖める「びおソーラー」を採用し、春と秋の「中間期」を延長した暮らしが実現

閑静な住宅街に建つ２階建ての外観。約39坪の敷地内に2台分の駐車スペースと庭も確保。駐車場と玄関ポーチと塀の奥に庭を設けて周囲の視線を遠ざけ、プライバシーに配慮。おかげで室内の掃出窓を開け放って過ごすことができ、庭でも気兼ねなくくつろげる

無垢板張りの土間が温かみを感じさせる玄関。「無垢の土間でも、手入れは一般的な土間とほとんど変わりありません」とご主人。窓からウッドデッキと庭を見渡すことができ、玄関に明るさと広がりをもたらしている

I列+アイランド型の造作キッチン。アイランド側にはシンクがあり、家族みんなで片付けや配膳ができる。キッチンの隣のコーラルピンクの柱は、構造部分の柱と「びおソーラー」のダクトを囲って意匠的に造作したもの。柱の裏側に住設関連の操作パネルをまとめたニッチも設けてある

雨に濡れたウッドデッキのしっとりとした質感と、より鮮やかさを増したシンボルツリーの緑・・・雨の日の庭もまた趣き深い。赤い木製サッシに合わせて、建物の外観も赤茶色に。庭の地面は土を盛ってデッキとの高低差を縮め、家との繋がりをスムーズにした

2階も仕切りのないオープンな間取り。寝室の壁の裏面を書棚に利用して空間を無駄なく利用。階段の正面奥には、小屋裏に繋がる階段がある

2階のロフトは来客時の寝室として利用するために設けたもの。窓から玄関先を見渡せる

間接照明に照らされて、勾配天井の木目がゆたかな表情をもたらすダイニング。掃出窓を天井いっぱいの高さまで設けたことで、無駄なラインのない洗練されたデザイン空間が実現。いっそう開放感が強調されている

南側の窓やデッキに面した掃出窓が明るさと開放感をもたらすダイニング

玄関やLDKとつながる和室は、視覚的な広さをもたらし、閉じれば客間に

庭の土間デッキとサンルームがつながっているのもポイント。三方向に畑が広がり、周りの視線を気にせず暮らせる

リビングの壁にはエコカラットのアクセントウォールを採用し、空間にメリハリを付けた。天井いっぱいまでの掃出窓が開放感をいっそう強調している

広い土間には南面の掃出窓と吹き抜けから光が注ぐ。階段下や壁面に収納スペースをたっぷり設けてある

吹抜けの高窓から青空を眺めて、開放感に浸りながらゆったり寛げるリビング。掃出窓の外にはテラスデッキが広がる

ガルバリウム鋼板の外壁に玄関ポーチの木目が映える外観とアプローチ。三方向を建物に囲まれた敷地だが、吹き抜けにしたことで家の奥まで明るさが行き届く。掃出窓には「ヴァレーマ」の外付けブラインドを採用。夏の日射し対策も万全

三方向に建物が迫る住宅密集地で、積極的な採光が厳しいため、「夜」に映える空間づくりを目指した

リビングと洗面スペースを仕切る壁の上部を抜いて、視覚的に抜け感をもたらし、いっそう開放的な空間に。キッチンの手前の壁には、奥さまのアイデアで家と同じ三角屋根のニッチを設け、モニター類を集約してある