家の中心に据えられた中庭は10畳以上の広々空間で、アウトドアリビングとしても使える。外壁の白さを生かし、夜はプロジェクターで映画を投影。水入らずでのんびり鑑賞するのがSさん夫婦の楽しみ方

外壁を塗り壁で仕上げた外観は、シンプルでスタイリッシュなフォルム。レッドシダー材でアクセントをプラスしている

14.4畳のLDK。キッチンのカップボードは4枚の引き戸でさっと隠せるので、急な来客時にも「片付けなきゃ」と慌てずに済む

カップボードを隠す扉は普段は開けて使用し、キッチンスペースは余裕の広さに。夫婦二人でキッチンに立ってもスムーズに作業できる。天井にはレッドシダーを張り、アクセントをプラス

玄関には、帰宅後すぐに手洗い・うがいができる洗面コーナーを用意して、汚れを室内に持ち込まない間取りに。リビングへと続く通路には、造作のガラス入りハイドアを採用。リビング、そしてその奥の中庭へと視線が抜けて、奥行きを感じられるつくりに

洗面コーナーのカウンターも、もちろん造作で。ワイドな鏡面と間接照明が上質感を醸している。脱衣室と分かれているので、家族が入浴中で気兼ねなく使えて便利

洗面コーナーや浴室のすぐ近くに設けられたファミリークローゼット。コートなどのアウター類はここに集約し、お出かけ前の支度もスムーズに

朝起きたら、窓を開けてすぐに中庭へ。そこで朝ヨガを楽しむのが、Sさんがこの家でやってみたいことだという

2階には子ども部屋の他に多目的ホールを設け、フレキシブルに利用できる。プロジェクターを設置したので、休日にはのんびり映画鑑賞も

ベッドで映画鑑賞ができるよう、家庭用プロジェクターを設置。壁にはプロジェクター用の壁紙をセレクト

キッチンから見渡せるリビングの向こうには、プロジェクターから投影できる大スクリーンを設置。ソファーからも、畳スペースで横になりながらも映画を観ることができる

壁に映画などを投影できる照明一体型プロジェクターを備えたロフト。ものに合わせて棚の高さを変更できる大容量の壁面収納もポイントだ

リビングが全ての部屋の中心になるように間取りをプランニングして回遊性を持たせているのがY邸の特徴だ。間取り以外にもこだわりはたくさん。LDKの壁を真っ白にしているから、夜にはプロジェクターから映画を投影してホームシアターになる設計なのだとか

6畳のガレージは、多趣味なご主人のための隠れ家。バイク、サーフボード、スノボを収納するほか、プロジェクターを設置して映画鑑賞も楽しめる。パパ建築家とパパ棟梁だからこそご主人の気持ちがわかり、こんな贅沢な空間を楽しみながら実現できる