お母さまが暮らす1階LDKは対面キッチンのコンパクトな造り。3つ並んだ窓からたっぷりの光が入る。白ベースの空間も部屋を明るくする工夫の一つだ

セラミック天板のキッチンはそれ自体がインテリアのよう。木を使う範囲は周囲とのバランスを考え背面のみに。家電は隣接するパントリーに収め、すっきり整った状態を保てる

シンプルでスタイリッシュな外観に木格子と斜め屋根のガレージでアクセント。夜はライトアップされるように照明を計画し、黒い建物が照らされて美しく浮かび上がる。玄関から別々の完全二世帯住宅で、玄関ホール内のドアを通じて、互いの居住空間を行き来することが可能

背面に木を使うことでテレビを際立たせる趣向。壁と同じ色で主張しない棚にレコーダーなどを入れ、配線も壁内に収めたことでスッキリした

色とデザインをキッチンに合わせて選んだグレー調の洗面台。キッチンを通ってリビングまで抜ける動線が便利

2階通路に収納スペースを。2階は天井が高く空間が広く感じられる

3階に設けたシアタールーム。壁の一面をプロジェクター専用の白壁とし、大画面で映像を楽しむことができる

シアタールーム横のウォークインクローゼットはご主人好みの黒でコーディネート

土地探しから『ひだまり工房』がサポート。コンパクトな土地でも、建物の配置を工夫することで、十分な広さの庭と3台分の駐車スペースを確保できた

白を基調とした長女の6畳の部屋。入って右手には3畳ほどのロフトを設置

対面式キッチンからリビングを見渡せる造り。ダイニングテーブルの隣にメイクデスクを用意するなど、“リビングで生活が完結する”よう配慮した。キッチンの奥には、奥さまがこもるための3畳程度の書斎を用意

空間がつながり、顔をあわせる機会が自然に生まれる。色使いは白、黒、茶の3色 をベースに。アンティーク塗装を施したクリ無垢材は選んで正解だった

LDKは大きな窓を通じてデッキや庭とつながり、実際の広さ以上の開放感がもたらされている。全体のトーンは白をベースに、リラックスして過ごせる雰囲気に。家族を見渡せる対面キッチンは奥さまの要望で、廊下側の壁にはめられたガラスブロックからは帰宅や階段の上り下りの様子がさりげなく運ばれる。右奥にはカウンターを備えた畳コーナー。鈴木さんの提案でキッチンの回りを周遊できるようにしたことで、利便性がぐっと高まった。キッチンの壁のニッチにコンセントが設置されるなど、細かな希望まで形になった