外壁が窓のようにくり抜かれたバルコニーは、“外の部屋”のような気分で過ごせる。ここでTさんは、朝食をとることもあるそう

「LDKの延長として感じられるように」との要望から、バルコニーはフラットにつなげることに。同系統の無垢材を同じ方向に張ることで、見た目にも連続性が高まった。

ＳＥ構法でなしえた「角に柱がない」オープンな和室。障子を両端に引き込めば、土間や廊下と一体でより広がりを感じられる。檜板張りの廊下は、昔懐かしい縁側のよう。

メタリックなスケルトン階段が、シャープな印象を与える。LDKに使用した落ち着いた色味の無垢ロックファーフローリングは、硬くキズがつきにくい

重厚感のある薪ストーブはインテリアとしても存在感たっぷり

土間風の「遊び場」は汚れても構わないよう足場板と構造用合板で仕上げた

２階のダイニング上部は、ハイサイドライトを設けた吹き抜け

黒いガルバリウム鋼板で覆われ、クールな装いのＴ邸。訪れた人を迎える１階は道路側を大きく開き、２階は外壁でほどよく視線をカット。外観からも緻密なプランがうかがえる

広くとった庭には芝を張り、中央にTさんお気に入りの石のアートを据えた

スマートなデザインに遊び心が溢れる「Viento」。バルコニーやウッドデッキを備え、「雨に濡れたテントを干せるのが嬉しい」とTさん

リビングのテレビ背⾯壁にはアクセントタイルを採⽤。⼀枚⼀枚表情の違うタイルを、職⼈が丹念に貼り分けてできたTさん邸にしかない空間。独特の雰囲気を醸し出す壁がTさんのお気に⼊りなのだそう

高窓が目を引く吹き抜けのダイニング。朝は清々しい光を感じながら、気持ちのよい朝食を楽しめる。キッチンカウンターもあるため、カフェ気分で軽食やコーヒーをとるなど、過ごし方も自在に

ダイニングからも大きくとった窓から外の景色が見渡せ、リラックスした時間を過ごせる。遮音性の高いサッシで外を車が通っても気にならない

広さ12畳のインナーバルコニーは、空模様を気にせず過ごせる癒しの空間。腰壁が高く、外からの視線も気にならない

雑誌で⾒つけたトイレの設えが気に⼊って設計⼠に相談したというTさん。相談した空間そのままのイメージを形にしてくれたことが、⾃由設計の醍醐味を感じられたときだったのだそう

大きなウッドデッキでBBQや子どもと水遊びをするのが夢だったTさん。南面に設置したウッドデッキは外からの視線に晒されることもなく、さまざまなアウトドアライフを楽しめる

外壁を高く立ち上げ、外からの視線をカット。青空しか見えないバルコニーから、風や光が室内に届く

キッチンの壁には外壁用のレンガタイルを採用。DIY好きなご主人も職人さんと一緒に貼ったのだそう