全館空調を採用したことでリビングイン階段の導入が可能に。家族の帰宅・外出を把握しやすく、「おかえり」「ただいま」のコミュニケーションが自然と増える

LDKはワンフロアでつながる約30畳のオープン空間。4畳半の吹抜けを設けたことで実寸よりも広さを感じさせる。これだけ広い吹抜けがあっても、高気密・高断熱と全館空調のおかげで、全室がエアコン１台で年中快適

両隣が密接した住宅地。設計を工夫して、37坪の土地に駐車スペースを3台確保。プライバシーや採光、風通しなどにも充分な配慮がなされている

吹抜けが1階と2階をつなぎ、コミュニケーションが深まる空間に。高窓からは光が注ぎ、風も心地よく巡る

LDKの一角に設けた3畳の小上がりは、ちょっと腰かけるにもちょうどいい高さ。床下は引出し収納になっている

キッチンの横に浴室と洗面。脱衣室、収納スペースを設け家事動線をショートカット

ゲスト用と家族用に分かれた玄関。家族用の玄関にはエントランスサイドクローゼットを設置。靴や外着の他、ベビーカーや雨具などをいろいろ収納できる

10.6畳の子ども部屋は子どもの成長やライフスタイルの変化に応じて後々仕切ることも可能

寝室には3畳分のウォークインクローゼットを設置。夫婦の洋服や小物をすっきりとしまい込める

リビングイン階段を採用したことで、帰宅時や外出時に自然と家族とのコミュニケーションがとれる

２階の廊下先にはリビングが。全館空調システム「YUCACO」の導入で、家中どの部屋にいても適温が保たれ、快適に過ごせる

帰宅した子どもが「ただいま」を言ってから2階に上がるよう、リビングイン階段を採用。今日はどんな気分で帰ってきたのか、料理中でも、階段を上がる足音のリズムに気を配れて、コミュニケーションもスムーズに

子どもの成長とともに増える靴を整理できたらと、シューズクロークは広めに。外出・帰宅時の動線をシミュレーションして、上着やバッグのための収納も確保した

帰宅した子どもが2階に上がる前に、必ずLDKを通る位置に階段を設置。“ただいま動線”が親子のコミュニケーションを育む

階段下には愛犬の居場所も設けた。光と風に満たされたシンプルな室内は、人も愛犬も快適に過ごせるよう全館空調と床暖房を導入し、四六時中にくつろげるリビングになった

これが全館空調システムの肝となる2階階段ホールの空調室。可動しているのは通常の家庭用14畳のエアコン1台（もう一台は予備）。これだけで子世帯すべての空間の空調が可能となっている

吹き抜けのあるLDKは、秋田スギの床、珪藻土の塗り壁など天然素材で仕上げた。南向きの大窓から自然光が注がれる反面、吹き抜け上部の窓は小さい。「夏の日差しを取り込みすぎると空調の負担が増えます」とOさん。自然の力と全館空調の力を上手に併用し、省エネ性を高める

大きなヤシのシンボルツリーがリゾート感を醸すガレージハウスの外観。延床69.56坪という建物の規模感に合わせて、最大容量の太陽光発電と蓄電池を導入。同社のパッシブデザインの手法に基づき、使用方法や光熱費を考慮のうえで、室内には全館空調でなく第一種換気を採用