音楽好きのご主人は仕切りをCDラックとして使用。建具は吹き抜けからの明るさが運ばれるよう半透明とした

吹き抜けの開放感、大人っぽい北欧テイスト、そしてほどよいモダンさを調和させ、O邸ならではの空間に仕上がった。あえて照明の数を減らし、落ち着きを演出。素材や色のセレクト、家具やテレビの配置などは、インテリアコーディネーターにも相談しながら納得のいく仕上がりに

DKはモルタル調+ステンレス天板のキッチンが主役。空間を仕切る壁には白いタイルを張り、側面をブラックに塗ってもらった

デッキまでフラットに連続。外部との境は観葉植物を置くためタイル敷きに

アイアン階段によって、圧迫感がなくなり軽やかな仕上がり。踏み板の色や上部からの光のこぼれ方など細部までこだわった

スタイリッシュにブルーでまとめた洗面室。洗面台、水栓、ボウルなど一つ一つメーカーや品名を自身で調べ、気に入ったものを採用

奥さまの部屋はご主人の部屋とひと続き。本棚で空間をやわらかく仕切り、それぞれの気配が感じられるようにしている。リモートワーク用にデスクを造作。全体のトーンはシックだが、左手のウォークインにはアクセントのクロスを採用した

モダンにまとめられた和室。スリット状のスペースは来客用のスーツケース置き場＆コート掛け

半透明のドアが明るく開放的な浴室

音楽好きのご主人のCDが収納できる、専用シェルフを造作で。 カウンターデスクも設え、ちょっとした書斎スペースに

吹き抜けを見下ろす2階の腰壁は半透明にすることで圧迫感を解消

広い土間とシューズクロークを確保した玄関。玄関ドアの横を半透明にして明るさを確保

土間スタイルの玄関ホール。隣家からの視線を遮りながら明るさを確保するために半透明のFIX窓を設置

視線が奥へと抜けていく、通り土間のある玄関ホール。リビングとの仕切りを透明ガラスにして明るさと開放感を確保した

普段は奥の洋室をつなげ、広さを演出。半透明の建具を巧みに取り入れ、光を行き来させている。心地よさが家全体に行き渡ることも魅力で、「寝室にもエアコンを設置しましたが、LDKの1台だけで快適です」とKさん

家の中央に設けられた吹き抜けが光と家族の気配を運ぶ。手すりには広さ、明るさが増えるよう強化ガラスを採用

LDKには桧の無垢材を使用。桧の明るい色合いと吹き抜けからの光が溶け合って、明るく開放感のある空間に

トイレのデザインにも妥協しないのは、建築家の建てる家ならでは。窓と間接照明の位置、大きさにも根拠がある。浴室同様、ドアは半透明のガラスを採用し、明るさと開放感をキープ