キッチンや洗面所の壁には、奥さまの希望でタイルを採用。職人が白いタイルを黒い目地で丁寧に埋め、ナチュラルな色合いながらもシックな印象に仕上がっている

サーファーズハウスを思わせるアーリーアメリカン調の一軒家は、Yさんが長年夢に見た姿そのもの。悩み抜いて選んだ薄いグレーの外壁に、テラスの白い柱が映え、ここが日本であることを忘れそう。ご主人はイギリス製ヴィンテージバイクや自転車の愛用者でもあり、土間収納に保管される自転車をテラスに置くだけでも絵になる。周辺は畑に囲まれ、人の視線が気にならないロケーションも魅力だ

デッキテラスの天井部分は、最初からハンモックを吊るすことを想定して梁を強化してもらったそう。のんびり読書をするだけでも気持ちいいはず

L字型のLDKは、勾配天井の木目調クロスや天窓がインテリアの一部に。アーチ型開口はパントリーへつながっている

タイル壁や壁一面の鏡が似合う造作洗面台。洗面と脱衣室を分けたことで、暮らしにゆとりが生まれる

LDKや水回り、子ども室、寝室、玄関すべてとつながるホール上部にトップライトが備わる。階段を上ると小屋裏収納へ

寝室の奥にも、アーチ型開口の広々としたウォークインクローゼットを用意

玄関を入ってすぐ、4畳半の土間付き収納がある。雨の日はここで室内干しも可能

ヘリンボーンの壁は、レッドシダーの無垢材を職人が丁寧に貼ったもの。色合いの違いが味わい深く、眺めながらのんびり過ごすだけでリラックスできる

希望にあわせて造作してもらった洗面台と棚は、ナチュラルな仕上がりがうれしい。タイルも丁寧にセレクト。脱衣室と分け、入浴中も使えるようにした

外壁のタイルは、職人2人が手作業で丁寧に張った渾身の作

モルタルの土間リビングは10畳の広さを持ち、玄関から直行できる間取りに。ストーブ後ろの遮熱壁はロックフェイスをオーダー。岩肌の風合い、目地の太さまで追求し、職人が丁寧につくりあげた

DKは奥さまが希望したナチュラルシックな雰囲気。好きな工房のカウンター収納を組み込んでもらった

洗面ボウルのサイズに合わせてカウンターを造作。雰囲気に合わせて飾り棚も造った。シックな色合いのモザイクタイルが空間のアクセントに

シューズクローク付きの玄関は広々としたホテルライクな空間。スチールのラインが入った黒いクロスと土間のタイルがシックに調和

和の雰囲気はご主人の希望。壁をシックなタイルに、ボウルは陶器製を選択

「バーのようなデザインに」と、リビングの天井や壁は黒を基調としたシックな雰囲気に。壁一面のテレビボードは造り付けで、おしゃれなデザインに仕上がっている。黒い天井に埋め込まれたダウンライトも、よりアーティスティックな雰囲気を演出している

オープンキッチンのサイドの壁は天井いっぱいまで黒いタイル張りにし、ペンダント照明もタイルに合わせてセレクト。白を基調とした空間に艶やかなブラックが映え、シックで洗練された印象を放つ