木の質感を大切にしながら、スタイリッシュな雰囲気で落ち着いた空間に仕上げたLDK。リビングの天井を高くして、梁を出すことによって変化が生まれた。外を走る車のヘッドライトがまぶしくないよう、南側の窓を小さくして、中庭からたっぷりの光を取り込むように設計されている

街角のカフェをイメージしたオープンキッチン。手元が見えないよう、カウンターを高く。かわいいカップソーサーを見せるための飾り棚を造作

お風呂上りにゴロンとするために畳コーナーを。夫婦のお気に入りの漫画本専用の本棚を造作

つながりを持たせながら、ゆるやかにゾーニングされたLDK。まだら模様の床は無垢のアカシア

洗面室と脱衣室を分けて、どちらも使いやすい。ハイサイドライトを設けたことで、北面とは思えないほどの明るさを確保した

爽やかな白で統一したエントランス。サーフボードを収納できる土間収納を完備

外からの視線を遮りながら、BBQやプールなどを楽しめる中庭のデッキテラス。見上げると6畳のスカイバルコニーがある

中庭を挟んだコの字型につくられた外観。黒いガルバリウム鋼板の外観は夫婦のお気に入り

リビングとダイニングの天井高を変えたことで空間に変化が生まれた。自然豊かな借景を取り込みながら快適に過ごせるよう、窓の位置と大きさを考慮。窓を開けると清流のせせらぎが心地よく、熟睡できるという

18畳の子ども室は、生まれてくる子どものために急遽設計を変更し、自然素材に囲まれた勾配天井の広々空間に。子どもが小さいうちは間仕切りをせず遊び場として活躍。将来的には､プライベートを大切にした個室となる可変性も魅力

雨に濡れずに車を乗り降りできるビルトインガレージは、エントランスと棟の高さを変えて設計。高低差を出し、色彩も変えた2つのフォルムを組み合わせることで奥行きが生まれ、シンプルでしっとりとした印象に。ガレージ奥には、庭へと視線が抜けるスリット窓を設けた

南側一面に天井まで届く大開口を設け、たっぷりの光と風を招き入れている。天井の羽目板が外までつながり、リビングと庭との一体感が生まれた。自然と室内が融合したオーガニックな空間に、時間がゆっくりと流れる。肌触りのいいブラックチェリーの床は時とともにあめ色に変化し、味わいを深めていく

山々の借景を楽しみながら暮らせるLDK。オーク板張りの勾配天井とリビングの床を20cm下げたことで、視覚的変化が生まれ、いっそうの開放感をもたらした。テレビ裏に収納スペースを設けることで、生活感を出さない工夫をした