キリッとした洗練と木目のあたたかみが調和。個性を放ちながら、背後に富士山と茶畑が広がるのどかな環境にもなじむ外観に仕上がった。土地探しから相談する中で出会ったのは高低差のある敷地だったが、外構も含めた計画により、最大限に土地の持ち味が活かされた

LDKは奥さまの希望でキッチンから全体を見渡せるつくりに。天井の高さとテイストに変化をつけながら、空間の役割をさりげなく分けている。

テレビ背後の壁はヘリンボーン張りのウッドパネル。間接照明の光で、夜にはほっとする雰囲気に。テレビ下のボードも造作で一体感がもたらされる

キッチン右手には可動棚を備えたパントリー。奥の扉の先にはランドリールームがレイアウトされ、シンプル＆コンパクトな動線で家事効率を高めている

キッチン近くに配されたランドリールームへは、2つの動線を用意　

間接照明が施された夫婦の寝室。スイッチ類はPanasonicのアドバンスシリーズを標準採用

将来の同居を想定した親世帯の寝室は、北側のためトップライトを設けた。LDKを通過せずにトイレや浴室を利用できるよう配慮されている

2階も含め、すべての窓に国内最高レベルの断熱性能をもつオール樹脂サッシを使用

土地探しから相談にのってもらい、和の佇まいがなじむ環境を手に入れた。背中側のバルコニーからはのどかな風景を望む

シャープで深いグリーンの外観がほどよいモダンさを放つ。のどかな環境と広い庭を希望し、土地探しから相談に乗ってもらった。駐車場も4台以上確保

土地探しから片山さんが相談に乗ってくれた。小屋裏に収納を用意

奥に富士山、手前が茶畑という静岡らしい立地に建つI邸。周りの自然と調和するように、片流れの上品な外観に仕上がっている

土地探しから同社に依頼したYさん。「周囲の家と高低差のある土地を選んだのですが、周辺の土地との差を考慮しながら、バランスよく設計してもらえました」とご主人。庭に降りる階段にオリジナルのアイアン手すりをつけ、ブルックリンテイストを演出

山小屋のような三角屋根がのどかな環境によく似合う。2階のウッドデッキはL字型にサイズアップ。リビングと2方向でつながり、室内にさらなる広さを届けている。取材日は雲で隠れていたが、右手には雄大な富士山を望む

リビングの窓からはとっておきの富士山の姿が。「富士山をどう見るか」を意識して間取りを計画し、土地の魅力を最大限に引き出した。キッチンは料理好きの奥さまが依頼したオーダーメイド。また、地元の新聞紙を主原料による自社製造のセルロース断熱材「富士産eco断熱」を使用。断熱のほか、防火・防虫・防カビ・吸音・調湿など多くの機能を発揮。M邸では、静岡県基準の約2倍の断熱性UA値0.44（北海道基準0.46）、実測C値0.9を実現。