美容室の店舗の入り口。素材感を際立たせるために、飾りのないミニマルな空間をデザイン。モルタルの床と黒い金属の冷たく硬い表情が、モードな世界観を象徴する

白で統一したL字型の外観。継ぎ目がなく、まるで一枚仕上げのようにみえる外壁はALCならではのメリット。シンプルで美しい仕上がりが外観デザインを引き立てる。エントランスの奥は美容室。入り口のドアもオリジナルデザインで、取っ手には黒い鉄の角パイプを取り付けた

広さ23畳のLDK。タイルの床を基調に、石目調のキッチンを採用し、モノトーンで統一。サッシも建具もすべてハイドアにしたことで、フレームレスでスッキリしたデザインに仕上がった

家具は担当者と相談しながらすべて新調し、空間にぴったりなコーディネートが実現。キッチン収納の内部にはクロスを貼り、こだわりの食器を置いて、「見せる収納」に。冷蔵庫も隠して設置し、生活感を排除したことで、常に洗練された空間をキープできる

キッチンの背面には半透明の扉を用いた「見せる収納」を採用。こだわりの器が扉に透けて見え、室内のインテリア性を高めている。冷蔵庫や生活感の出やすいものはパントリーに収納し、いつでもスタイリッシュなキッチンを演出

パントリーも「見せてもいい収納」を意識してグレーのクロスに黒い棚板を組み合わせ、デザイン性の高い空間に。コの字型に可動棚を設けてあり、収納力も抜群

美容院のスペースにはオリジナルデザインのドレッサーを２台設置。モルタルの床と黒のアイアンを組み合わせてインダストリアルな空間に仕上げた。奥にはシャンプー台や着付け室が設けてある

美容院の事務所スペース。壁の前面を棚にして書類などをしまえるように設計。細い空間をできるだけ広く利用するため壁全面を棚にして、打合せスペースも確保

建物と外構をグレーの濃淡で統一したことで、フォルムの個性がいっそう際立ち、建築家の世界観が余すことなく表現されたファサード。モルタルデッキを門扉で覆うことでプライバシーが確保されている