「料理が大好きなので、いつでも調理を楽しみたい」そんな奥さまのため、薪ストーブはデザイン性とオーブン機能を両立させた「NORN（ノルン）」を採用した。スマートなフォルムと高い性能を備え、いつでもオーブンとして活用できる。

モルタルの土間リビングは10畳の広さを持ち、玄関から直行できる間取りに。ストーブ後ろの遮熱壁はロックフェイスをオーダー。岩肌の風合い、目地の太さまで追求し、職人が丁寧につくりあげた

リビングは広さと明るさを重視。勾配天井を望む吹き抜け、アイアンの階段や手すりなど“視線の抜け”を大切に設計されている

ご主人が自作した庭の薪棚を目隠しがわりに、昼間はロールカーテンを開けて開放的に過ごす。これから、化粧梁にチェアハンモックを取り付ける予定だそう

奥さまが料理やお菓子づくりを楽しめるように、キッチンのカップボードは奥行き60cmのタイプをセレクト。アーチ状の垂れ壁の向こうには、3畳のパントリーも用意されている

『ワンズホーム』の完成見学会で一目惚れした、「グラフテクト」のベトングレーのキッチンとカップボードを希望。モダンになりすぎないよう、無垢アカシアの床、レッドシダーの下げ天井など自然素材と組み合わせた。ほどよくシックでナチュラルな印象に。

大容量のシューズクロークを備えた玄関土間と、洗面スペースが直結。サブウェイタイル調のクロスやブラケットライトがスタイリッシュで、2人同時に使える広さがうれしい

階段の上り口に面したドアを開けると、浴室へ続くランドリールームに。ガス衣類乾燥機や室内干しスペースが、共働き夫婦の暮らしをサポート

薪ストーブは調理ができる ベーカーズオーブンタイプ。奥さ まがパンやピザを焼く予定

料理好きな奥さまが選んだグラフテクトのキッチンや、オーブンとして使える薪ストーブがインテリアの一部。30年後も快適に暮らせるよう、こだわり抜いた高気密・高断熱空間のおかげで、冬は薪ストーブだけ、夏はエアコン1台で、LDKがいつも気持ちいい

暖をとるだけでなく、調理にも使えて重宝する薪ストーブをリビングに。「担当の櫻井さんから端材をもらって実家でたき火をしたときに、直火のよさを実感しました」とご主人。初めて迎える冬が楽しみだとも

同社ならではの頑強な構造により、優れた耐震性と開放感を両立したLDKには、さらりとした質感のヒノキが家全体に敷き詰められた。薪ストーブ部分の床と壁には御影石。同じ形の石が張られることが多いが、上にいくほど幅を狭くするなど細かな要望が叶えられた

吹抜けのワンフロアが気持ちいいLDK。団らんの中心には、長野県まで行き、オーナー夫妻の暮らしぶりを見て購入を決めた「イエルカ」の薪ストーブが。ピザや焼き芋はもちろん、パン、丸鷄、魚まで調理できるので、お風呂以外にガスを使わなくなったそう

ご夫婦がどうしても欲しかった吹抜けのリビング。これほどの大空間でも外張り断熱による高気密・高断熱性能で上下階の温度差がなく、身体への負担が少ないと同時に、冷暖房効率を逃さないので光熱費も節約できる。柱と梁を現しにした真壁づくりと薪ストーブの相性も抜群