広い玄関ホールに、Hさんが探してきた古道具の収納を設置。既製品とは違い、手しごとの良さが引き立つ逸品。ブルーの壁がアクセントに

瓦の屋根に白いガルバリウム鋼板を組み合わせた爽やかな印象の外観デザイン。塩害・海風対策として、耐風タイプの瓦、サビに強いSGL鋼板の外壁、樹脂サッシ、耐風シャッターを採用した

南の大きな窓に三河湾の美しい景色が広がるLDK。天井に杉の羽目板を採用し、空間にやさしさを与える。フローリングは床暖房仕様

キッチンに立つと、大きなピクチャーウインドウ越しに海の景色が広がる。壁掛けの扇風機はご主人の祖母の家にあった年代物で、空間に馴染んでいる

大きな窓から見える海の景色も家の一部に。室内の塗り壁とタイルを夫婦で貼ってコストダウンにつなげた

2層シンクのアイランドキッチンと収納はステンレス製。カップボードは吊り戸棚ではなく、造作の飾り棚で“見せる収納”に。バックヤードに水回りを集約して家事時間を短縮

「露天風呂が欲しい」というご主人の要望に応えて、窓から外のウッドデッキに出られるように設計した浴室。楕円形の浴槽はパナソニック製1.25坪用のユニットバス

ガラス工芸作家の奥さまが作品を作るための工房。将来的に教室も開く予定で、専用の玄関も作ってある

既製品をベースに造作の鏡やタイルをプラスしたカスタムメイドの洗面台。微妙に異なるニュアンスのブルー系タイルを組み合わせている

金澤社長の手しごとで作る食器棚やテレビボード、収納棚も同社の自慢のひとつ。毎日手に触れることで風合いが出てきて、既製品にはない、高級な蜂蜜色に変化していく

玄関ホールは「エレガント」をテーマにデザイン。リビングとダイニングに濃さの違うブルー系の壁を使ったのに対し、ここは淡いパープル系の壁に。アーチの垂れ壁など、直線と曲線がバランス良く交差し、訪れるゲストの五感を心地よく刺激する。輸入住宅の施工実績が豊富で、海外の住宅事情に詳しい同社ならではの提案力が光る