キッチンの換気扇をオーダーでビルトインしたことで開放的なスペースに。現しの梁をリビングの梁より幅を薄くして変化をつけた

中庭と前庭の緑、外構の植栽へとつながっていく心地いい空間

用途を限定しない余白スペースは、生活に自由度と豊かさをもたらす

深い軒に加えて、常緑樹と落葉樹を植えたことで、夏は直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は中庭まで光を取り込める（パッシブデザイン）。庭でブルーベリーを収穫してジャムをつくることもあるそう

屋外の中庭を通って主寝室へ向かうという独特な動線。ご主人の仕事場からもアクセスできる。右側に見えるスキップフロアは子ども部屋

屋久島産の杉板に囲まれた主寝室。普通の杉よりも濃い香りと高い調湿作用で、ぐっすり眠れる。毎朝「鳥のさえずりで目を覚ます」という贅沢な日々を過ごしている

中庭の緑を感じられるトイレ。隣家と目線が合わないよう計算し尽くされている

家中のどこからでも緑が見えるように設計された平屋。両隣に家があっても、中庭から十分な光と風を取り込むことができる。庭はすべて雑木を植え山と同じ土を使ったため、定期的な剪定や肥料も必要がなく手入れにあまり手がかからない

リビングは梁を現しにして天井高を確保したことで、開放感が倍増。造作のテレビボードの天井は板張りで変化をつけた

リビングの天井の梁を現しにしたことで段差が生まれ、キッチンとの変化をつけた。無垢のフローリングは冬でも裸足で過ごせるほど暖かい

デッドスペースを有効利用した大容量の本棚。ビルトインで廊下の幅が狭くなるのを防ぐ

寝室は一面に張られた無垢と現しの梁で、落ち着きをプラス。右手のウォークインは使い勝手まで配慮されている

天然石の壁にテレビをビルトイン。書籍の大きさに合わせて収納棚を造り、さらにそのサイズに合わせてソファもオーダー製作

LDKと畳コーナーを合わせると、20畳を超える開放的な空間。海外テイストの家具をはじめ、ステンドグラス、ニッチ、現しの梁など、ディテールにもこだわっている

家族の繋がりを感じながら、空間にメリハリをつけたいと、リビングをフロアダウンさせてアクセントを。目線の高さにも変化が生まれ、より開放的な雰囲気に

視界がタテ・ヨコに抜け、開放感に満ちた吹抜けのLDK。太い現しの梁に癒やされる。肌触りのいい床は「富士ヒノキ」で経年変化も楽しみ

北欧テイストにコーディネートした23畳のLDK。リビングは現し天井にして変化をつけた。大きな窓を開けると、ウッドデッキとフラットにつながる

リビングとダイニングキッチンの天井高を変えてメリハリをつけた。リビングの窓を大きくとり、外と中が曖昧につながったことで、より開放感が生まれた。現しの梁に癒やされる