アウトドア好きのMさん一家。外との繋がりを感じながら暮らせるようにと、ダイニングからそのまま庭へと続く開放的な空間を創り出した。モルタルの土間には床暖房を設置し、冬でも暖かに保つ。構造体のパネルを活用することで、壁面はすべてオープンシェルフとして使える

リビングは柔らかな杉の無垢床。子どももワンコもニャンコも、安心して遊べる。外の視線が気にならない裏庭側は、一面ガラスに

モルタル土間のキッチンは奥さまのお気に入り。冷蔵庫を中心に回遊できる空間は、全体がパントリーのような収納力。オープン棚で必要なものにさっと手が届く

モルタル土間のキッチンは奥さまのお気に入り。冷蔵庫を中心に回遊できる空間は、全体がパントリーのような収納力。オープン棚で必要なものにさっと手が届く

キッチンと水回りをつなぐ動線上に、ウォークインクローゼットを。衣類収納を一か所で完結でき、家事も便利

キッチンに隣接して洗面脱衣所へ抜けるクローゼット。動線も兼ね空間も時間も有効活用できる

2階は大きなロフトのようなワンフロアのつくり。一角に配置した寝室は、リビングの気配を感じられて、屋根裏の程よいおこもり感も確保

シンメトリーの三角屋根が印象的なM邸は、森の中の教会のような佇まい。日当たりや風の流れはもちろん、景色の抜け感までも考慮して窓を配置。キャンプもできそうな広い庭や家庭菜園で、自宅でもアウトドアを存分に楽しめる

『カネタケ』の技術の高さを物語る書院造りの和室。床の間や書院棚、雪見障子など、設えの１つ１つに「侘び・寂び」の精神が息づいている。建物の壁の下地はすべて日本古来の「竹小舞土壁」仕上げ。調湿性にすぐれ、壁内結露を防いで年中快適な空間を保つだけでなく、構造体の強度も増す