主寝室は床をリビングと変えてメリハリをつけた。ハシゴを登れば小屋裏につながる

富士山と桜並木を背景に、山小屋風の平屋が美しく映える。思わず二度見してしまうほど美しい、別荘の山小屋のような外観。深い軒が夏の直射日光を遮り、冬は室内の奥まで光を届ける。庭とリビングをつなぐ大きなウッドデッキはアウトドアリビングとして大活躍

無垢材を惜しみなく使った室内は、アウトドア好きな夫婦にぴったりの山小屋をイメージ。8寸の大黒柱はヒノキのみがき丸太、床は天竜杉、梁はオクシズ（奥静岡）材、壁はパイン材。大屋根を採用したことで吹抜けと小屋裏が生まれ、平屋とは思えないほどの開放感がある

シンプル＆ナチュラルな土間玄関。天井まで届くハイドアは壁と同じパイン材で、空間に一体感が生まれた。奥はキャンドル作家でもある奥さまの アトリエ

ご主人の長年の夢を叶えた薪ストーブのある暮らし。パチパチと爆ぜる音が心地よく、ざわついた心をリセットしてくれる

デザインと使い勝手のバランスが取れた洗面化粧台。見せる収納棚、医療用の深いシンクなど、ディテールにまでこだわりを感じる

11畳のロフトはご主人の書斎。釣竿を手入れしたり、天窓から星空を眺めたり。趣のある座机は『フジモク』の造作

なるべく部屋を広く使えるようキッチンは壁付けに。アイランドの木製キャビネットは友人の手づくり。淡いブルーのタイルがアクセントに

床の素材を変えてONとOFFのメリハリをつけたキッチンとダイニング

リビングの天井にシダーを貼り、天井高を変えることでダイニングキッチンとのメリハリをつけた。ピアノもキッチンに合わせて真っ白に

書斎のハシゴを上った先にある小屋裏スペース。格子状の柱の隙間からLDKを見下ろせる

リビングからは、階段のほかにハシゴを使って2階へ移動できる。「子どもはいつもこれで登っています。お友達が来ると、みんな大はしゃぎ」とご主人

ロフトと小屋裏収納もある主寝室。大容量のウォークインクローゼットを備え、収納力は十分

主寝室から上がる小屋裏と繋がっているが、真ん中で仕切り、エリア分けされている。現在は秘密基地のように楽しんでいるよう

主寝室の一角に設けた書斎コーナー。カウンターと本棚は造作。引戸を開けると、大容量の小屋裏収納

リビングとダイニングキッチンの天井高を変えてメリハリをつけた。リビングの窓を大きくとり、外と中が曖昧につながったことで、より開放感が生まれた。現しの梁に癒やされる

子ども部屋と寝室が、小屋裏収納でつながっているなど、遊び心が随所に散りばめられているのもO邸のポイントのひとつ

主寝室とワークスペースがつながっている