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コラム・特集  磯野家(サザエさん)に学ぶ間取り術

磯野家(サザエさん)に学ぶ間取り術

磯野家(サザエさん)に学ぶ間取り術

磯野家と現代の家を比較してみる

テレビでおなじみ「サザエさん」。
磯野家の間取りは、壁が少なくどの部屋にも行き来できるフスマで仕切られています。茶ノ間はどの部屋からも同じような距離にあり、円形のちゃぶ台が微笑ましく仲よし家族を表現しているように感じます。玄関から南側の庭へとつなぐ「縁側」はそれぞれの部屋に適度なプライバシーをつくるとともに、各部屋へのコミュニケーション通路にもなっています。

磯野家の間取りは昭和30年代前半までによく見られた茶ノ間を中心とした間取りです。
今から約60年前の間取りですがいまを伝えるたくさんのヒントが隠されています。
磯野家と現代の一般的な家を比較してみましょう。

磯野家と現代の家との比較

磯野家をリフォームしてみる

磯野家の間取りを家族が集まる「集」ととらえれば、現代の家は個人を大切にする「個」とします。それぞれに良さはありますが現代の住まいに求められるのは“空間と空間がやわらかく自由につながる”という感覚です。どこにいても家族の気配が感じられる距離感がほしいのです。そこで磯野家を現代の住まいに求められる家にリフォームしてみたいと思います。左図:気配は、家族の姿が見えたり、声が聞こえたりすることで、感じることができます。

磯野家の間取りでどうしても気になったのが茶ノ間の明るさです。北側で昼間もうす暗いはずです。ここに自然の光が差し込めば家族がより集まりやすくコミュニケーション豊かになるはずです。そこであまり使われない客間6畳をつぶして中庭とします。デッキが敷かれた中庭はそこで何をするという明確な目的はありません。逆にいえばだからこそ行為の違う空間を自由につなげることもできるのです。
つまり緩衝帯(バッファゾーン)を設けるのです。緩衝帯をスペースとスペースの間に入れることで空間はとても柔らかくなり人と人をつないでくれる役割をはたしてくれるのです。

現代の家づくりにいかす

現代の家づくりは部屋数の確保と個室の充実に重きを置きがちです。さらに各個室の用途は決まっていて無駄なスペースはありません。でも住まいは一室で完結するのではなく何らかのワンクッションをおくことで次の空間へ行く心の準備ができるのです。たとえば玄関に入って壁のニッチなどに野の花が飾ってあれば外から内への心のスイッチの切り替えとなります。又、ダイニングからリビングに移動する際、天井の高さに変化をつける、こうした小さな間やデザインの工夫をすることで心は落ちつき次のコミュニケーションが生まれてくるのです。サザエさんのドラマでは今なお黒電話で固定電話です。しかし日本人が最も大切にしてきた家族の団らんというメッセージを届けているのです。団らんこそが家づくりの目的であり団らんをするために家を建てるのです。

間取り

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イエタテ編集部
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