34畳以上の広さで、心地のよいLDK。リビングは天井高を他の空間よりも高くすることで、より開放感ある場所に。リビングの隣には、ガラスの引き戸で仕切れる将来大型犬を飼うときのために設けた広縁、そしてその先に中庭を配置。まるで美術館のような景色

インナーガレージのある、グレーの塗り壁の平屋の外観

メンテナンスのことを考えて、中庭はタイル貼りにしている。タイルの白さがグレーインテリアで統一した室内と調和している。中庭からガレージへとアクセスできる通路も確保

壁掛けテレビの横に設けたアクセントウォールは、中央に正方形のガラスを埋め込んでいる。正方形を随所にあしらい、空間と空間のつながりを作っているのは建築家ならではのこだわり。リビングの横に設けたスペースは、トレーニングルームとして使う予定

「CUCINA」のオーダーメイドキッチンは、奥さまのこだわり。「この色がどうしても使いたかったんです」という。グレーインテリアで統一した室内は、キッチンを中心にコーディネートした結果なのだとか

レンジフードがなく、すっきり見えるアイランドキッチンはテーブルベンチレーションを採用。使わないときは、IHコンロの奥にすっきり格納される。海外製の食洗機など、「キッチン設備にはとことん妥協しなかったから毎日使うたびに幸せになれる」と奥さま

料理をしながらお子さんの様子がみれるよう、ダイニングのすぐ近くにスタディカウンターを造作。壁はプリント類を磁石で貼れるマグネットボードになっている

明るい日差しが入り、ポカポカ過ごせる広縁は、将来ペット室としても想定。床材は犬の脚にもやさしい素材を選んでいる。リビングとの間を仕切る扉は、大きなガラスの引き戸にすることで自然光を存分に活用

広縁に腰掛け、中庭で遊ぶ子どもの様子を見守れる。大型犬を家族に迎え入れたいと計画中のTさん夫妻。この中庭があれば、ドッグランとしても使えると嬉しそう

犬を飼う予定なので、犬の足腰にやさしいフロアタイルを床に貼った。リビングとダイニングキッチンの天井高を変えたことで視界が広がり、実面積よりも広く感じられる

犬を飼うときのことを考えて、LDKに土間を採用。ケージを土間に置いて、いつでもペットと一緒に過ごせるだけでなく、リビングの床のどこにでも腰掛けてくつろげるメリットもある

リビング、ダイニングからフラットにつながる12畳の中庭。外からの視線を浴びることなく、家族や友人とBBQやホームパーティーを楽しめる。将来的に犬を飼うことになったときも重宝しそうな空間

明るい日差しが入り、ポカポカ過ごせる広縁は、将来ペット室としても想定。床材は犬の脚にもやさしい素材を選んでいる。リビングとの間を仕切る扉は、大きなガラスの引き戸にすることで自然光を存分に活用

真南に設計されたリビングの窓際はまるで旅館の広縁のようなたたずまい。内障子から柔らかな光が余暇の時間を包み込む。黒いタイルのスリットは全館空調システムの吹き上がり口となっている

リビングとテラスデッキがつながり、広さ20畳以上の開放感を味わえるLDK。外のテラスデッキの先には、程よい高さの目隠し用塀を設置しているため、周囲の視線を気にせずくつろげる

ダイニング、リビング、和室は必要に応じて引き込み戸で仕切れるようになっている。来客時にはダイニングを仕切っておけばプライベートを確保でき、他の家族は来客を気にせず普段通りの暮らしができる。また、来客数や目的など、シーンに合わせて仕切り方を変え、スペースをアレンジできる

開放的なリビングは、優先順位の最上位だった。吹き抜けにすることも考えたが、2階の間取りと費用面から、天井を高くするという同社からの提案を採用した。床や壁に加え、インテリアやブラインドも、広く見せる明るい色をベースにコーディネート。窓の先はデッキと庭がつながり、さらなる開放感がもたらされた。当初は窓際に階段が計画されたが、「必要以上にキッチン前を横切るのはちょっと」という奥さまの意見で、LDKの入口付近に配置。右手奥のブルーのクロスの下には宿題にピッタリのデスクが設けられている