高窓があるから、明かりを付けなくても十分な明るさのLDK。奥に見えるのは和室。引き戸を全開にすれば、LDKと一体にできる使い勝手も◎

塗り壁とガルバリウム鋼板の外壁を組み合わせ、グレーのグラデーションでまとめたシンプルモダンな外観。土地の形状に合わせてテトリス状に間取りをデザインした。夜は地面と軒天から照明を灯し、モノトーンの外観を表情ゆたかに演出

玄関の手前には目隠し壁。玄関ドアから家の中が見えないようにいている

玄関はホール無しでダイニングキッチンに直結する。無駄なスペースを省いた分、暮らしの中心となるLDKのスペースを広々と確保できた。キッチンは機能性を重視してL字型を選択。奥さまは食事の支度をしながら、帰宅した家族に「おかえり」とすぐに声かけができる。キッチンの横には和室を配置

玄関隣の4畳の和室は、ゲストを招き入れるのもスムーズ。格子の引き戸や間接照明が風情をもたらし、昼間は地窓からも明るさがもたらされる

キッチン前のカウンターはペンダント照明に照らされてバーのような雰囲気に。分けて配置したダイニングキッチンとリビングの2つの空間を、全長15mのカウンターとヒノキ板張りの高天井が穏やかにつなげている

ダイニングキッチンとリビングを壁で完全に仕切らずにオープンにすることで、空間のつながりと開放感を確保している。リビングのアクセントウォールはヘイムスペイントでグレーに仕上げ、キッチンと関連性を持たせている。書斎コーナーの手前には、耐震性を考慮して丸太柱を設けた

リビングに隣接する書斎。造作家具で空間を仕切り、サイドの壁には書類なども掲示しておけるようホワイトボードを設置。窓際のカウンターで、仕事にも集中できる

ランドリーは、壁面に収納棚を造作し、空間を有効利用。ガス乾燥機の「乾太くん」は出し入れがしやすいように造作棚の下部分に設置した。室内干しもできるようになっていて、ファミリークローゼットも近いため、洗濯の家事動線を短縮できる

LDK、オープンテラスとひとつながりになる和室。奥の引き戸を開けると寝室へ

和室とリビングを仕切る建具は3枚の引き戸が壁に収まるタイプ。全開にすることで空間を広く感じられる

格子戸を全開にすれば、4畳半の和室とリビングが一体に。くつろぎの空間がより広く使える

スキップフロアのLDK。掃き出し窓を全開にすれば、玄関ポーチともつながり、自然との一体感を味わえる

リビングの先は和室につながっている。個室にもなるが、引き戸を開けばさらに広い空間をに。広々とした天井に付けられた現の梁がアクセント

クルミの無垢の床が素朴な温かみを感じさせるリビング。こげ茶色の引き戸の奥が和室。正面奥の対面キッチンは腰壁を高くして、作業の手元が見えないように配慮した

1階の和室。引き戸を開け放てばLDKとつなげて広く使える

長身の奥さまは、90cm高のキッチンもこだわり。奥に設けた大きなパントリーも使い勝手がいい

和室は客間としての使い勝手を考慮し、玄関とLDKからの2つの動線を用意

リビングの横には琉球畳がおしゃれな和室が。リビングとの境の引き戸を全開にすれば、一つづきの広い空間にもなる。社会人になって家を出たという子どもが帰ってきた時やゲストが宿泊することも可能