浴室から暖かい水蒸気が伝わってくる主寝室。天井梁から吊るした太いロープは、消防士のご主人が鍛えるためのツール

ブルーのガルバリウム鋼板とカルクウォール（スイス漆喰）がバランスよく調和した総2階の外観。L字型のウッドデッキがスロープ状になって玄関までつながる

宙に浮かぶ手洗いコーナーを玄関から近い場所に造作。ヘキサゴンのグレーのタイルは奥さまからのリクエスト

間仕切りのないワンフロアの1階。目線が対角線上に抜けていくので開放感が増す。テレビステーションに天然石を採用し、高級感を出した。リビングの現しの梁に癒やされる

好きなときにゴロンと横になりたいというご主人の要望で、ダイニングに畳スペースを採用

成長に応じて2部屋に間仕切りできる子ども部屋。ドアと壁の色を統一し、クローゼットには建具を作らず、広く見せる

天井のない浴室。水蒸気が部屋中に行き渡り、加湿器の代わりにもなる。地熱利用の換気システムですぐに乾くのでカビが生える心配がなく、室内干しもすぐに乾く

置きたい調理家電のサイズ、奥行きに合わせてカップボードと棚を造作。社長が棟梁なので、施工が始まってからも何かと融通が効くのが強み

奥さまの寝室。真冬の朝でもほんのり暖かいので、サッと起きられるそう。小窓を開けると、吹抜けを通して1階の気配が伝わってくる

天然の松を使用した板張り天井に太い梁が連なるダイナミックなLDK。厚さ30mmの松の天然木の床が窓から注ぐ太陽熱を蓄えるため、冬も足元からぽかぽかと暖かさが伝わる。階段隣の納戸には、リビングで使う生活雑貨をまとめてしまえて、室内を常に美しく保てる

ヒノキの香りに包まれた吹抜けのLDK。櫛を引いた珪藻土の塗り壁は、波のゆらぎを表現している。野物の太い梁に櫓を吊るした囲炉裏を囲んで、息子たちと酒 肴をたしなむのがご主人の楽しみ

勾配天井の子ども部屋は10畳。成長に応じて間仕切りもできる。太い梁にハンモックを吊るしてアスレチック気分を満喫。部屋全体を明るくするために黄緑色のカーペットや木目天井などデザイン性にもこだわり、のびのびと楽しく遊べる空間を実現した

玄関から室内に入った途端、太いマツの太鼓梁と赤い漆塗りのアクセントウォールが目に飛び込んでくる。玄関ホールは南面で日当たりが良いため、フロアタイル貼りの「土間リビング」として利用。書棚も設けてあり、お父さまが読書をゆったり楽しめる

建物の性能が優れているからこそ実現できる『ぴたはうす』恒例の「天井のない浴室」。水蒸気が家中に行き渡り、加湿器代わりになって冬の乾燥を防ぐとともに部屋間の温度差がなくなるのでヒートショックの心配もない。湯気が立たない暖かい風呂なら天井にカビが生えにくく掃除もラクラク。奥さまは施工例を見て半信半疑だったけれど、安食社長の説明を聞いて納得したそう

吹抜けの開放感が気持ちいいLDK。柱と梁を現しにした真壁づくりの空間に人もペットも癒やされる。和に洋にと、どんなテイストのインテリアも合わせやすいのが真壁づくりの魅力とも言える。住み始めてから2年が経ち、無垢のフローリングの小さなキズも味わいになってきた。床暖房なしで裸足で過ごせるほど暖かい